以前所有していた1964年式シボレーベルエアの話です。インパラとの違いを解説します。
知ったかぶりにモノ申すww インパラだけが1964年式シボレーではない(怒)
当方が、ちょっとクルマに詳しい方々とクルマ談義をした際のあるあるですw
通)ちょっとクルマに詳しい人 無)クルマにあまり興味がない人
通)→当方:何乗ってるの?
当方→通):シボレーベルエアです。
無)→双方:ベルエアって?
通)→無):ベルエアは後ろがとんがっていて(テールフィン)シャーっとしたライン(57ベルエアのステンレス装飾)が入ったフィフティーズのアメ車で、インパラはローライダーといって飛び跳ねるアメ車(63や64のインパラ)なんですよ。(したり顔)
どうも日本ではベルエア=1957年式シボレーベルエア
インパラ=1958~1964年式シボレーインパラ
という誤認識が蔓延ってしまっているようですorz
全部説明するとキリがないので割愛しますが、日本でベルエアと呼ばれている1955~1957のトライシェビーにはベルエア以外にも150(ワンフィフティ)・210(ツーテン)という下位グレードがあるのでシャーっとしたライン(57ベルエアのステンレス装飾)のない1957年式シボレーもあります。
コチラが1957年式シボレー・ベルエア
コチラが1957年式シボレー・210
4ドアセダンと2ドアHTの違いは別にして、一見パッと見では同じですが、ベルエアはリアフェンダーの装飾がステンレス製で凸凹のある装飾パネルが貼ってあるのに対して210はタダの白いパネルです。
全体に装飾がショボくあっさりしているのが判りますか?
1964年式シボレーも上級・中級・下級の3グレード存在するので、インパラだけでなく中級のベルエアと低グレードのビスケインがあります。
- インパラ:SS(コンバーティブル&2ドアHT)・コンバーティブル・2ドアHT・4ドアHT・4ドアセダン・ステーションワゴン
- ベルエア:4ドアセダン・2ドアセダン・ステーションワゴン
- ビスケイン:4ドアセダン・2ドアセダン・ステーションワゴン
3連テールで色付きガーニッシュ
1964年式シボレー・ベルエア サイドモールが細い。
2連テールでガーニッシュでなくモール上下2本
1964年式シボレー・ビスケイン 日本ではかなり珍しい!
サイドモールなし。
2連テールでモール上1本
日本では1964年式シボレーは、ほぼインパラ一択で、しかもインパラSSか無印のコンバーティブルか2ドアHTのローライダーばかり。セダンや4ドアHTが無いと思っている人も居そうです。
インパラにも4ドアHT・4ドアセダン・ステーションワゴンちゃんと在りますよ!
当方が以前所有していた1964年式シボレーベルエアは4ドアセダンでした。
中間グレードなので内外装がインパラよりいちいちショボく、ビスケインのように何もないよりかはマシという感じでした。
3連テールがお約束のインパラと違ってショボい2連テール
ドアサッシのステンレスモールもなく、リアガーニッシュもモールのみw いちいちショボいww
内装の内貼りもシートの張地のデザインも、外装のモールやテールレンズもいちいち違うのでインパラのリプロパーツは流用できると思いますが、ベルエアのオリジナル状態は保たれなくなります。
そもそもインパラのリプロパーツはほぼ2ドア用のみなので、4ドア独自の部分はインパラでもパーツは出ませんが・・・。
当方のベルエアはホイールキャップのみ無印インパラ用のフルホイールカバーに換装されていました。本来はショボいハーフキャップ(Dog dish hubcaps)お椀キャップですねw
1枚だけセンター部分が欠品していたホイールキャップは、購入記念に仲間から頂きました。
インパネまわりもインパラのクローム装飾が付かずあっさり、後付けクーラーなのでオプションのエアコンの吹出し口も無し。
ローライダーがカッコいいという世界なので理解されなくても構いませんが、この、ボディだけバカみたいにデカいのに低グレードでスッカスカなショボさがメチャ気に入っていましたw
このショボくてヨレヨレのルックスで、ユルい乗り味の旧いフルサイズアメリカンをまったり流す脱力感が最高でしたww
ゴテゴテ飾り立てるのではなく、剥ぎ取るのでもないシンプルさ。
どうしても一張羅で最愛の自慢の愛車は、ゴリゴリにチューンしたりギトギトにドレスアップしてしまいたくなる心情は、クルマ好きとして痛いほど理解できますが、中にはショボさを愛するヘンタイさんも居るという事ですw