ダッジチャレンジャーに代替する前に7年間乗っていたGS130クラウン・スーパーデラックスの話です。S13#系クラウンには物凄いバリエーションがあるので、今回は当方の所有していたクルマをメインに話を進めます。
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セダンのスーパーデラックスでコラムATの設定は前期&前期の後期のみだった?
S13#系クラウンはバブル期のクルマなので今と比べて車種バリエーションが非常に多く、バリエーションごとに車を細かく造り分けていました。
なのでひと口にS13#系クラウンと言っても、人によって頭に思い浮かべるS13#系クラウンが全然違うクルマの場合があります。
それを全部説明していると数ページになってしまうので今回は当方の所有していた車両の話にします。中古車で旧いクラウンが気になる人は参考になるかも知れません。
但し、5ナンバーセダンの話題がメインで、ハードトップ系、VIP系の人には向かない話題かと思います。
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プロローグ
かつて93年式シボレーカプリスを大変入って乗って7年間乗っていましたが、64年式シボレーベルエアを格安で入手できるチャンスがあり購入しました。
しかしカプリス・カトラス・ベルエアの3台のアメ車を維持できる能力は無く、泣く泣くシボレーカプリスを手放しました。電車+バス通勤が不便な勤務先だったので、クルマ通勤も出来て趣味性もある車としてGS130クラウンに代替しました。
1年間充分アメ車の旧車を堪能したシボレーベルエアは、翌年度の88000円の自動車税が掛かる直前に売却しました。
候補は既に一択で、5ナンバーのGS130クラウンのセダンかステーションワゴンのみでした。
既に当時18年~20年落ち位の旧型車でしたが、S13#系クラウン自体はまだ街中でそれなりに見掛ける車種でした。
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本命は買えず、レアなスーパーデラックスのコラムATに
中古のカタログから仕様を絞って、本命はボディ紺色/内装青のGS130クラウンDX、コラムAT車でした。
デラックスは下位グレードなので装備も貧相で、クラウンに豪華さを求める世間一般の普通の人達は買わないグレードでした。
わざわざくるくる窓のクラウンを新車で買う人居ませんよねw
当時官公庁や地方自治体から退役して放出された紺や黒でベンチシートの元公用車のクラウンDXが出回っていたのですが、あいにくタイミングが合わず横浜の黒い前期スーパーサルーンと岡山のシルバーのスーパーデラックスしかコラムATは選択肢がありませんでした。
最終的にシルバーのスーパーデラックスを購入しました。1990年(平成2年)車でした。
カタログが手元にないのでうろ覚えですが前期S13#系クラウンのコラムAT車は、ハードトップのスーパーサルーン以上?とセダンのデラックス以上、ワゴンのスーパーサルーン以上?とバンのスーパーデラックスだった気がします。
後期になるとハードトップはS14#系にチェンジ、セダンがスーパーサルーン以上、ワゴンがスーパーデラックス以上?、バンはATはフロアのみに変更でしたっけ?自信ありませんorz
とにかくセダンのスーパーデラックスでコラムAT車は、前期&前期の後期のみの設定だったと思います。
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不見点(みずてん)での中古車購入は自己責任。
岡山から販売されていた車両なので現車確認せずに、メールのやりとりだけで購入しました。
事前に確認して効くと言っていたエアコンは全く効きませんでした。現車確認なしでの中古車購入はダメ・ゼッタイwの典型的見本ですww
中古車を購入する場合は必ず現車確認しましょう。
遠方等の理由で現車確認しなかった場合、完全に自己責任の覚悟が必要です。
車体に貼られたラベル等から、元は生命保険会社の運転手付きの役員車だったようです。
走行距離も当然ながら改ざんされていた模様。ガソリンスタンドでメンテされてたようであちこちぶつけてその都度板金補修していたようです。
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予算ギリギリでの中古車購入はNG
通勤で使用する為にエアコンは必須だったので修理しました。今まで長い事アメ車ばかりだったので国産車の整備の宛がなく、トヨタのディーラーで修理しました。
R12フロンガス仕様なので、レトロフィットでR134仕様に改められました。
エアコンの修理に27万円掛かりました。タイヤも坊主だったので4本交換しました。
このように中古車は購入直後に予期せぬ故障等が発生する場合があるので、予算ギリギリ・目一杯ローンで購入してしまうと乗れなくなったり、ローンが払えなくなったりします。万一の予備費は残した予算組みが賢明です。
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信頼できるメンテ先を探しておく。
当初ディーラーにメンテを依頼していましたが、自分の店で販売した車両でない上に20年近く旧いクルマで、しかも代替や増車の新車購入の見込みが全くない客だったので敬遠され、お世辞にも良い対応とは言えなかったので、町工場を見つけてそちらに依頼しましたが対応がイマイチで苦労しました。
最終的には新車・中古車販売業界歴の長いクルマ仲間に一任しました。彼自身が整備士ではありませんが、長年の業界歴で的確な整備先をチョイスして手配&指示、コチラのスケジュールに合わせた入庫・引き取り・代車の貸与を受けることが出来ました。
やはり中古車は自分と相性の良いメンテ先を見つけるのが重要です。
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定番ではないハズしカスタム?
当時クレイジーケンバンドの横山剣氏が一時期130クラウンのセダンに乗っていたり、千葉のカスタム店が大量にカスタムした130系クラウンを販売していた事もあり、S13#系クラウンのセダン・ワゴン・バンでは定番のカスタムスタイルが流行していました。
基本的には
ローダウン・メッキホイール・低グレード用鉄バンパー・低グレード用丸目4灯ヘッドライト&グリル
が基本でした。
当方は基本的にはカスタムには興味がなく原則オリジナル優先なのですが、このGS130クラウンSDXは欲しかったデラックスではなかったので、外装を出来る範囲でデラックスに近付けるカスタム?を施しました。
前後バンパーを低グレード用の鉄バンパーに交換し、ドアサッシも黒染めから車体同色に塗り直して貰いました。
(※2.0スーパーサルーンEの外装参考画像。ウレタンバンパー、マッドガード・テールランプ・ホイールカバー等が異なる。トランクキー部にも装飾)
Cピラーのバッジもわざわざ製廃の低グレード用王冠バッジの中古品を探して交換しました。
上位グレード用Cピラーバッジ
デラックス・デラックスA・スタンダード専用Cピラーバッジ
ドアのサイドモール撤去は、外すと位置決めの穴が残るので泣く泣く諦めました。SDXは上位モデルでは標準のグリルのフォグライトは装着されていなかったのでそのままです。
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自分のこだわりはアピールしても他人に押し付けない。他人のこだわりも自分と違っていても否定しない。
ムーンアイズの集会やクラウンクルーズ等のクラウンが集まる場所では、ローダウンすらしていない鉄チンホイールの出来損ないのカスタム以下という目で見られましたが、クラウンのグレード違い等を熟知・掌握している真のクラウン好きの人達には概ね理解して貰えたので良かったです。
こちらにしてみれば、定番カスタムのほうが丸目4灯で前後鉄バンパーのくせに3ナンバー用のドアモールだったり、上級グレードのテールランプや黒染めドアサッシのまんまというほうが、お前ら本当に130クラウンを理解しているのか!とツッコミたかった位でしたがwww
これは価値観や指向性の違いなので、どちらが正しいという事ではないですねw
当方もローダウン・カスタムしたクルマ仲間とも楽しく交流しています。