アメ車☆旧車ライフ☆カトラス

アメ車旧車を中心に、クルマにまつわる話を綴ります。

クルマ(中古車)のエアコン・ヒーター、送風で異音が出た時の原因は?

当方の、当時約20年落ちだったGS130クラウンの空調の送風部分(ブロワー)からカサカサ・チリチリという異音が発生した時の顛末と対処法です。

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  •  意外な異音の発生源

新車や高年式車ではまずあり得ませんが、中古車や経年車でエアコンや送風を操作した際に風量にシンクロした異音が聴こえる場合の原因の話です。


古い車で送風時に変な音が気になる人は参考にしてみて下さい。
初心者向けに大雑把なカーエアコンのしくみも解説しています。

 

 

当方のGS130クラウン、不定期、不規則なタイミングで空調の送風関係と思われる異音で、カサカサ・チリチリといった感じの音が出始めました。

 

常に異音が発生している訳ではなく、ふと気付くとカサカサ・チリチリという音がする時がありました。

 

音自体は非常に小さく、オーディオを鳴らしていると気付かない程度ですが、クラウンは窓を全部閉めているとかなり静粛性が高いので、曲の切れ目等で無音になると小さなカサカサ・チリチリ音が際立ってしまいます。

 

送風の風量をいじると音に変化が生じたり消えたりするので、空調のブロワー関連が発生源の可能性が強く疑われます。

 

ある時、他の作業のついでにブロワーファンを確認しようと思い、ブロワーファンの取り外しにチャレンジしてみましたが完全に分解出来ず、押し下げた僅かな隙間から20年間に積もったホコリを拭き取れるだけ拭き取って終了しました。

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結局カサカサ・チリチリ音は再発しました。

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  • カーエアコンのしくみ。

ここでクルマの空調がどうなっているのか全く知らない人の為に補足します。

 

電力100%の電気自動車のエアコンは知りませんが、それ以外の大型車以外の一般的な車でエアコンが純正装着されている場合、ものすごく大雑把に言うとクーラー的に空気を冷やす機器類と、エンジンの熱から暖かい空気を取り出すヒーター関連の機器類がエンジンルーム内とインパネ内部に格納されています。

 

ダッシュボードの送風口の奥に送風用のブロワーファンが有り、エアミックスドアという空調ダクト内の風の流れを塞ぐ板があって、車内を冷やしたい時にはクーラー側を開いてヒーター側を塞ぎ、温めたい時はヒーター側を開いてクーラー側を塞ぐような構造です。

 

中途半端な温度にしたい時はエアミックスドアが中途半端な位置となって、温風と冷風を混ぜて中途半端な温度を作っています。


このような仕組みなので個人的には中途半端な温度設定は、例えると熱湯と氷を混ぜて常温水を作っている、もしくはストーブとクーラーを同時に使用して常温にしているような気がしてバカバカしいので、


エアコンは常に最低の温度にレバーを設定して、車内が冷え過ぎたらエアコンを切って送風のみにして自然にじわじわと室温を上げ、暑くなりかけたら再びエアコンを作動させるという風にしていました。

 

エアコンの冷房機能を使用する場合、エンジンの動力を使用して冷えた空気を作るのでエンジンに負担が掛かり、当然燃費も落ちます。

 

送風だけならエンジンの動力は使用しません。ヒーターだけの場合もエンジンの熱を利用しているだけなので燃費に影響はありません。

 

エアコンの冷房には除湿性能もあるので、寒くても窓の内側が曇る場合は躊躇せずにヒーターを稼働させながらエアコンのスイッチも入れています。

 

今のフルオートエアコンではここまでユーザーが介入出来ずにストーブとクーラーを同時に使用している状態にせざるを得ないのかも知れませんが、ざっくりとしたカーエアコンの仕組みはこのような物です。

 

 

話をクラウンの異音に戻します。

 

この送風関係の異音でも、カサカサ・チリチリではなくキーキー・キュルキュル音の場合はブロワーモーターの軸が異常の可能性が高く、空調のレバー(ダイヤル)で吹出しモードの変更の為に動かしたり、オートエアコンでモードが変化した際などに変な音がするのは各部の空調の流れを変えるドアの開閉をコントロールするサーボモーターやリンケージの不具合が疑われるので、音の聴き分けは必要です。

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まぁ、異常が生じたら店に持って行って診てもらうのが一番手っ取り早いのですがww

 

その後、再びグローブボックス周辺を取り外す作業が生じた際に、下からはアクセス出来なかったブロワーファンのユニットがグローブボックス周りを外した事でまる見えになった事に気付き、この作業と同時にブロワーファンユニットの上蓋を外す事に成功しました。

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異音の張本人は何と!枯れ葉と枯れ枝でしたwww

 

枯れ葉と枯れ枝がブロワーファンの回転で位置をズラし、ブロワーファンの羽根に接触したりしなかったりしてカサカサ・チリチリという異音を発生させていました。

 

枯れ葉と枯れ枝を除去して掃除機で他のゴミも吸い取り、組み直して完治しました。

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クラウンの購入直後にディーラーでエアコンを修理して貰った際にも、交換して外されたエバポレーター(エアコンの部品)を見せてもらった時に枯れ葉や腐葉土と化した泥がベッタリ付着していたので、そう簡単には枯れ葉や枯れ枝が入り込まない構造になっている筈なのに、クルマも年数が経過するとかなり奥部まで異物が侵入してしまうのが現実です。

 

特にエアコンフィルターを装備していない古いクルマは、なるべく落葉樹の下を常駐場所にするのを避けたり、カバーを被せたりしたほうが良いようです。

 

エアコンフィルター付きのクルマの場合、逆にフィルターを交換する際に予め自分のクルマのエアコンフィルターの交換方法を確認しておかないと、古いエアコンフィルターを車体から引き抜く際に着脱部分の上下方向が狭く、フィルターの上に載っていた大きなゴミや枯れ葉をフィルターの出入り口に引っ掛けて、まとめてフィルターより奥に落っことしてしまうような構造の車もあるようなので注意が必要です。

多分フィルターの先にゴミを入れてしまうと、そう簡単には除去出来ない構造の可能性が高いです。