カトラス☆アメ車☆旧車&イラスト

アメ車旧車を中心に、クルマにまつわる話を綴ります。

ダッジチャレンジャーのダッシュボードの浮きをDIYで修理する。

今回は2009年式ダッジチャレンジャーSEのインパネ?ダッシュボードの一部が経年劣化で浮きあがってしまったトラブルの補修をDIYで行った話です。

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  •  この年代のクライスラー車に多いトラブル??

2015年に中古車として購入した2009年式ダッジチャレンジャーですが、1年に満たない2016年の夏にはダッシュボード中央部のエアコンの吹出し口の上部のパッドが浮きあがり始めてしまいました。その部分をDIYで補修した話をします。

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当方のダッジチャレンジャーのダッシュボードが浮きあがり始めてから、Webの中古車情報サイトでダッジチャレンジャーを検索してダッシュボードの画像を画像を確認したところ、中央部のエアコンの吹出し口の上ではなく、左右のエアコン吹出し口の上が変形して口が開いてしまった車両を数台見掛けました。

 

当方のダッジチャレンジャーは他にも内装の樹脂パーツが経年劣化で破損している部分がいくつかあるので、この年代のダッジチャレンジャーと同系統で共通部品も多いダッジチャージャー・ダッジマグナム・クライスラー300等のクライスラー車の内装の樹脂パーツは、もしかしたら弱いのではないか?と思いました。

 

但しキチンと確認した訳ではないので、コレはあくまで当方の推測です。

 

 

補修の方法は、接着剤での貼り直しです。

用意するものは
  • プラスチック製の内張りはがし工具(エーモン)
  • ナイロンスプリングクランプ(中)2個
  • ボンド・ウルトラ多用途SU接着剤

と、養生用の布や紙等と脱脂清掃用の液体です。

 

エアコンの吹出し口のグリルユニット部品を、プラスチック製の内張りはがし工具で取り外してからダッシュボードの浮いて隙間の出来上がった部分を清掃し、接着剤を塗布してクランプで接着面を押さえこんで固定し、乾燥させました。

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エアコンの吹出し口の部品は、爪で固定してあるだけでネジ等は使用していませんでした。

 

端が僅かに浮き気味で、几帳面で神経質な人はダメかも知れませんが、当方はそれ程気にならず、浮きっぱなしより1000倍マシなので完成としました。

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エアコンの吹出し口の部品を外した際に、既に固定用の爪が折れて無くなっていた部分もあったので、もしかしたら過去にも修復していたのかも知れません。

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作業する部分の周辺はあらかじめ養生をして置かないと、作業に夢中になっている内に思わぬ部分に接着剤が付着してしまう場合があるので余計な部分を汚さないように対策しておいた方が良いです。


接着面は余計な汚れや油分が残っていると接着力が如実に低下してしまうので、脱脂しておいた方が良いです。

 

わざわざこの為だけにシリコンオフを購入するまでも無いと思うのでアルコール分を含んだウエットティッシュとか精製水とか手近にある物等各自で工夫すれば良いと思います。

 

神経質だったら精製水とかシリコンオフを新たに購入すれば良いのではないでしょうか?

 

この接着剤は平滑な面同士を密着させる以外にも、若干凸凹で完全密着しない物同士でも、接着剤の粘性で隙間が埋まるタイプです。

 

空気中の湿気で硬化する物なので、溶剤成分を含有していて溶剤分で対象物の表面を溶解させる事で接着力を強化して溶剤の気化で接着するタイプとは異なります。

 

何かを接着する場合にはいくつかの性質に分類される接着剤の種別を理解した上で、接着したい部材や状況に応じて接着剤を使い分ける必要があります。

 

何も考えずにホームセンターの接着剤売場に行って、そこで初めて無数に並ぶ接着剤の特性も知らずにドレがいいのか迷うのでは愚かしいので、最低限の接着剤のタイプ分けくらいは知っておいたほうが良いと思います。

 

日中作業をして一晩硬化させ、翌日には外したエアコンの吹出し口の部品をはめ込める強度に達してました。

  • 二年で再び剝離

しかし補修から二年弱経過した2019年初夏、再び浮いてきてしまいました。

 

補修するモチベーションを失っているのと、わざわざこの補修の為に購入したクランプを紛失してしまい、探すのが面倒なので現状浮きあがったまま放置しています。

 

もし中央のエアコン吹出し口でなく左右の吹出し口の上部だったら、上に引っ張られるテンションが強すぎて修復出来なかった可能性が強いです。

 

もしこの年代のダッジチャレンジャーを欲しいと検討している人は、このようなダッシュボードの経年劣化が発生する可能性もある事を知っておいたほうが良いですね。