カトラス☆アメ車☆旧車&イラスト

アメ車旧車を中心に、クルマにまつわる話を綴ります。

ウインカーが赤色で点滅、カトラスや64ベルエアの赤一色テールライト 旧車の保安基準

当方の1970年式カトラスや、かつて所有していた1964年式シボレーベルエアはリアのウインカーがアンバー(燈色)ではなくブレーキランプと共用の赤色です。
今回は旧車の赤いウインカーに関する話です。

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  • 当然合法です。

今の日本の道路運送車両法では、ウインカーはアンバー(燈色・オレンジ色)以外は認められていません。


しかし当方のカトラスもかつて所有していたシボレーベルエアも赤点滅のウインカーです。しかもこれで普通に車検に通ります。

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これはカトラスや64ベルエアが製造された当時の保安基準では、ウインカーの色に関する規定がなかったからです。

 

基本的にはそのクルマが製造された年が明確に判れば製造年、不明なら初年度登録の年の保安基準が適用される筈です。

 

 

 

2021年11月以降に新発売される国産車には、自動ブレーキの装着が義務付けられました。


仮にもし保安基準が改定されて、その度に過去にさかのぼって全部のクルマに新ルールが適用されるのであれば、あなたのクルマも2021年11月までに自動ブレーキを装着しないと公道を走れない事になりますよねw

 こう書けば理解して貰えると思います。

 

以前ナンバーフレームの話で書いたナンバープレートを覆うカバーのように後から禁止になる例も有りますが、基本的に新車時の状態に手を加える事は少ないはずです。

 

 

アンバー(燈色)ウインカーの義務化は多分1973年前後だった筈なので、それ以前の車両は後部のウインカーは、国産・輸入車問わず赤色だったりアンバー(燈色)だったりまちまちです。

特に日産車などは1962~3年頃にはアンバー(燈色)だったのに1968~1971年頃には赤一色テールに変わっていて、保安基準の改定でアンバー(燈色)に統一されていたりします。

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そもそも方向指示器自体が、遡るとは当初点滅するモノではありませんでした。

 

クルマに方向指示器が装着された頃からは、アポロとかセマフォ―と呼ばれる腕木式方向指示器が用いられていました。

 

画像でフェンダーから飛び出した縦長の物です。

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アポロは日本で腕木式方向指示器を製造していた部品メーカー名で、警音器の事をクラクションと呼んだり、クローラの事をキャタピラー、積載型クレーンをユニック等と、固有の商品名やメーカー名を当たり前のように俗称として呼ぶのと同じで、腕木式方向指示器の代名詞になっていました。

 

腕木式方向指示器は、普段は格納されているバーに電球を点灯させて、曲がりたい方向に飛び出させる物で、アンバー(燈色)の電球が薄暗く点灯しているだけで点滅はしなかった模様です。

YouTubeで動画を検索すると、点滅させている物も多く見ます。

 

その当時のテールランプです。

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当方はコレがどのように点灯するのか正確に知りません。

ナンバー灯兼テールライトと、ブレーキランプだと思います。

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昔はこのテールライトと、前後兼用のアポロだけで走行していたのですから恐ろしいモノですww

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当時軽自動車はスクーターの免許(軽免許)で16歳から乗れて車検もなかったので、保安基準も小型車以上より緩かったみたいです。

 

このスバル360は13年間製造されたスバル360でも古めのタイプなので、テールライトまわりが高年式モデルとだいぶ異なっています。

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コレも当方はどう点灯するのか判りませんが、ナンバー上の赤い長方形がナンバー灯兼テールライトで、左右の小さい赤い半球がブレーキ灯兼ウインカー。フェンダーの丸い筒がリフレクターだと思います。バンパー右上はバックランプですねw

 

さすがにこれらの装備で今の道路を走行するのは危険なので、合法とはいえナンバー付きで路上を走行させるクルマは、オーナーの判断と陸運局からの要望(強制ではない)で灯火類を増設させている車両が多いです。

 

コレとは別に、アメリカの法律では今でも後部のウインカーの色指定がないので、今のアメリカ車や北米仕様のクルマは赤一色テールが大半です。俗に言うUSテールです。

 

これらは車両の製造年式が規準となるので、1973年式以降のクルマは北米仕様のままでは車検に通らず日本で改造されています。

 

このグランドマーキーも、日本の正規ディーラーで新車時にわざわざテールランプユニットの一部をくり抜いて、アンバー(燈色)のレンズを埋め込んであります。

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ダッジチャレンジャーもテールレンズはバックランプ以外赤一色です。オレンジ色の部分は一切ありません。

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赤いレンズの中でアンバー(燈色)の電球を光らせてもアンバー(燈色)には光らないので、長い事赤一色テールレンズのアメリカ車は日本の保安基準に適合させるのに苦心していました。

 

今ではレンズが赤くてもオレンジに光らせられる技術があるので、当方のダッジチャレンジャーも苦心して自力で赤一色のレンズのままオレンジ色に光らせるように改造しました。

ただ灯火類が電球からLED化されて、配線がCAN通信化された2015年頃からのモデルでは、再び赤ウインカーをアンバー(燈色)で点灯させるのには高度な技術が必要となってしまいました。

 楽天です。


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このミニカーは古いテール周りを忠実に再現している筈です。


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一つで赤とオレンジに切り替わるLED球。ソケットのサイズも3157というアメ車規格。この手のLED球を利用してアンバー(燈色)で点滅するように改造しますが、単に電球と交換するだけではダメなので難儀します。


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