1981年の劇場公開映画「モーニング・ムーンは粗雑に」と、劇中に登場する1967年式ダッジチャージャーの話です。(2020/7/2加筆修正)
高樹澪の映画デビュー作「モーニング・ムーンは粗雑に」では1967年式ダッジチャージャーが登場し、劇中で横転してしまいます。
そんな映画「モーニング・ムーンは粗雑に」にまつわる内容です。
-
サザンオールスターズ所属事務所アミューズ初の製作映画
「モーニング・ムーンは粗雑に」はサザンオールスターズが所属するアミューズが初めて映画界に進出した映画です。
新人オーディションで斉藤淳之介と 高樹澪を選出し、全編サザンオールスターズの音楽を用いた意欲的な映画だったものの興業的には振るわず、アミューズの映画製作はコレ1作のみで撤退?(※)、アミューズとサザンオールスターズの黒歴史として長い事封印されてきた映画でした。唯一「栞のテーマ」だけはサザンのファンなら知っていると思います。
※1990年にアミューズビデオを立ち上げ、映画やビデをを製作していました。
-
「モーニング・ムーンは粗雑に」のあらすじ
あらすじは長い事視聴していないのでうろ覚えですが、
主人公の斉藤淳之介は、大学受験に失敗してプラプラしていたトコロを横浜瑞穂橋のスターダスト?ポーラスター?のマスター(渡瀬恒彦)に拾われてバーテン(と裏稼業)のバイト中の20歳。
渡瀬恒彦は表の顔はマスターだが、裏では偽ブランド品の密輸入と卸販売をして稼いでいた。
斉藤淳之介は、渡瀬恒彦の愛人の范 文雀(栞)に憧れていて、師匠の渡瀬恒彦をマネしてアメ車で夜の大黒ふ頭を飛ばした後、新山下のバントホテルで二人で朝を迎えるのが夢だった。
念願のアメ車、1967年式ダッジチャージャーをバイト代で購入し、環八沿いの中古車店に取りに行き、その足で裏稼業の件で都内の音楽スタジオに寄ってプロデューサー(岸田森)にマスターからの伝言を伝えて代金を受け取る。
音楽スタジオでは、オーディションで優勝した高樹澪がレコーディング中で、デビューする気が毛頭ないという高樹澪を、成田空港まで送る道中でデビューするよう口説いてくれとプロデューサーに頼まれる。
高樹澪はフェリス?の女子大生で、海外から戻る、妻子ある外人講師に成田空港で愛を告白してレコーディングしたカセットテープを渡すつもりだった。
ダッジチャージャーで成田空港まで行ったものの、高樹澪は見事に玉砕。失意のまま斉藤淳之介と横浜に戻る。
斉藤淳之介は高樹澪と別れて、今度は以前から約束していた范 文雀(栞)との夜の大黒ふ頭→バントホテルのドライブ。
しかし運転の未熟な斉藤淳之介は、大黒ふ頭で買ったばかりの1967年式ダッジチャージャーに范 文雀(栞)を乗せたまま横転させてしまう。
大黒ふ頭を完走出来ず、范 文雀(栞)に去られて失意のどん底の斉藤淳之介と、外人講師に振られて失意のどん底で彷徨っていた高樹澪は深夜に再び出会って范 文雀(栞)との為に予約していたバントホテルに屋根の潰れたダッジチャージャーで、
そして・・・・
ぶっちゃけ、もし普通の人だったら映画的には途中で寝てしまうレベルです。
特に主役の新人斉藤淳之介の棒ゼリフがww
当方は1967年式ダッジチャージャーや環八沿いの中古車店でクルマを受け取るやり取り、当時の街中のクルマや横浜の風景等で楽しめましたがww
レンタル落ちの中古VHSビデオなので10年以上視ていません。
劇中では渡瀬恒彦も71~74のダッジチャージャーに乗っていますが、暗くてあまり映りません。
この横転してしまう1967年式ダッジチャージャー、元はカメラマン&ライターでAカーズ誌を牽引していたよしおか和氏が所有していた車両だったようで、深夜にふと見たTVで、かつて乗っていた1967年式ダッジチャージャーが出てきて横転したので驚いたというような内容をだいぶ前に読んだ覚えがあります。
Wikiだと「モーニング・ムーンは粗雑に」のTV放映は1990年代に一度きりとの事なので、よしおか和氏は見事にピンポイントで10年ぐらい前に手放した1967年式ダッジチャージャーに画面上で再会して、成仏する姿も見てしまった事になります。
「モーニング・ムーンは粗雑に」のDVDです。VHSとレーザーディスクもありましたが現実的でないので割愛。YouTube有料版等で300円で視聴出来るみたいです。
モーニング・ムーンは粗雑に [DVD]
ダッジチャージャーは1968~70が圧倒的に人気なので、66~67年式はこの1/64スケールの66年と下の 67年式しか見つけられませんでした。
M2 MACHINES 1:64scale HOBBY SHOP EXCLUSIVE - HOBBY LIMITED EDITION - 1966 DODGE CHARGER GASSER - DIRECT CONNECTION M2マシーンズ 1:64スケール ホビーショップ限定 - 1966 ダッジ チャージャー ガッサー - ダイレクトコネクション
MPCの1/25プラモです。プラモデルから足を洗って久しいので、このようなキットが再販されていたのは知りませんでした。
1/25 1967 ダッジ・チャージャー “グレート・ストリート・マシン” プラモデル [並行輸入品]
1/25プラモの1967年式ですが、アメリカから発送のようでかなり高価です。
アメリカレベル 1/25 67 ダッジ チャージャー 426 ヘミ 04051 プラモデル