今回は昔のトヨタの車両型式の法則のうち、基本中の基本を解説します。
イニシャルDの影響でAE86は広く浸透しましたねw
族車やシャコタン系で人気のマークⅡ三兄弟もGX71と呼ばれます。
アルファベットと数字の組み合わせで特定の車種を示すのが車両型式です。
この車両型式を、基本中の基本から説明します。
コレをある程度マスター出来れば、マニアックな旧車の会話にもついて行くことが出来ます。
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車両型式とは?
車検や修理の時に、プロは五代目マークⅡグランデの○○の部品等といった言い方はしません。
双方で認識の相違を生じやすく文言も長文になる為です。
ミスやトラブルを回避する為に、車名などで呼ばずに車検証に記載してある車両型式でやり取りします。
AE86もGX71もただ闇雲にアルファベットと数字を並べているのではなく、一文字一文字に意味が含まれています。
トヨタの旧車であれば、この文字列の法則を頭に入れておけばトヨタの旧車のほぼ全般に応用が利くので、最低でも基本中の基本は知っておいた方が良いです。
是非この機会に、旧車の頃のトヨタの型式名の法則を憶えてみて下さいw
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実は明快な型式名の法則
旧車の頃のトヨタの型式名の法則は単純明快ですw
ほぼ全車に共通しています。
分かりやすいように単純明快な車種を例題にして、更に細かい部分を省いて説明します。
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パブリカ
初代パブリカの型式名はUP10です。
U型エンジン搭載の(U)パブリカの(P)初代(10)という意味で、
U+P+10でUP10
マイナーチェンジでエンジンが700ccから800ccになりUP20となります。
(画像はバンのUP26V)
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カローラ
カローラはK型エンジン搭載の(K)カローラの(E)初代(10)という意味で、KE10です。
K+E+10でKE10
こちらはエンジンが1100ccから1200ccになってKE11となり、モデルチェンジしてKE20に進みます。
(画像はバンのKE16Vです。)
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トヨタの旧車の型式名の法則は
エンジン+プラットフォーム+世代です。
基本パターンは理解出来たでしょうか?
UP10やKE10の頭のUやKのアルファベットが搭載エンジンを表しています。
Pがパブリカ、Eがカローラのプラットフォームです。
10や20が基本的には世代を示しています。
基本はコレだけですw
分かりましたか?
コレが非常に重要になるので、この法則だけは必ず覚えて下さい。
エンジン+プラットフォーム+世代です。
添付した画像が20や10ではなく、26Vや16Vだったように、次回もう少しややこしい話に進みます。
基本を説明するのに4~5回掛かる見込みです。
つづく
UP10初代パブリカ1/64スケールです。
トミカリミテッドヴィンテージ LV-08b トヨタパブリカ
同じUP10でも、コンバーチブルはUP10Sとなります。1/24スケール
ミニカー ミニカー アシェット Hachette 1/24 国産名車コレクション Vol.50 トヨタ パブリカ コンバーチブル(1963)
初代カローラKE10、1/64スケールです。
トミカリミテッドヴィンテージ LV-55a トヨタカローラ 1100 2ドアセダン(白)
興味のない人には上の色違いにしか見えませんが、キチンと1200ccの4ドアに作り分けています。形式名は1200ccの(KE11)4ドア(F)なのでKE11Fとなります。1/64スケール
トミカリミテッドヴィンテージ LV-58b トヨタカローラ1200 4ドア(緑)
1/24スケールのKE10初代カローラです。
アシェット 1/24 国産名車コレクション トヨタ カローラ 1100 DX 1966年式 ミニカー 車プラモデルサイズ