古いアメ車に詳しくなる方法。車好きな日本の中学生がどうやって古いアメ車に詳しくなったのか？

今回は車好きの中学生だった当方が、どうやって古いアメ車の車種と年式を瞬時に言い当てられるようになったのか？の話です。

これまで当ブログでは旧車やアメ車の情報を80本以上投稿しましたが、イマイチ喰いつきが悪く難儀していましたｗ

Twitterのタイムラインを見ていると、これなにとかへんなのみたというクルマを撮った画像を添付したツイートを目にする事があり気付きました。

spotters

そもそも興味はあっても旧車やアメ車の情報を持っていない人にいくらコアな情報を発信しても響かないとｗ

古いアメ車に興味があっても、断片的な情報ばかりで中々まとまった情報は得られないと思います。

という事で、まずは古いアメ車に興味がある人達に基本的なアメ車の知識を得てもらうきっかけとなれば良いと思い、今回は中学生時代の当方が、どのように古いアメ車の情報を得たのかを話します。

本当に古いアメ車が大好きだけど、いつも何年式の何というクルマなのか知りたくても判らないという人には必須の情報です。

インターネットも何もない情弱時代

当方は子供の頃から、TVの洋画劇場で観る映画や再放送のアメリカの刑事・探偵モノのドラマの街並みに映るデカいアメ車を見て、常々カッコイイな～と思っていました。

50'sブームが来て、鈴木英仁的なアメリカンテイストなモノが流行し始めてテールフィンのアメ車も広告や映像媒体にちょくちょく出るようになりました。

鈴木英仁 pic.twitter.com/uqSv9ZjsHH
— oogimix (@oogimix) 2017年7月8日

そんな流れでTVで放映された、映画アメリカングラフィティやビッグウェンズデーも視聴してハマったと思います。

そんな時に出会ったのが、アメリカンカー・スポッターズガイド（American Car Spotter's Guide）です。

American Car Spotter's Guide: 1940-1965

今となっては何処で入手したのか全く記憶にありません。

わざわざ青山まで出掛けないと思うので、多分嶋田洋書がクルマのイベントか何かに出店した際に購入したんだと思いますがハッキリしません。

もしかしたら50'sブームで、自動車雑誌にアメリカンカー・スポッターズガイドが小さく紹介されていてこの本の存在を知ったのかも知れません。

確か40年前の当時でも5000円前後で、昔の中学生にとってはかなりの高価な品でしたが、以降バイブルとなりボロボロになるまで常に手元に置いていました。

今のようにググればいくらでも画像が出てくるような時代ではないので、アメリカ車全車の全年式の外観がまとめられた資料は非常に貴重でした。

当時の電話帳か時刻表のように分厚い書籍ですが中身は全ページ完全にモノクロで、カタログのクルマの部分を切り貼りして手書きで注釈を書き加えたような誌面です。

画像出典：Livro American Car Spotter's Guide / 1940 - 1965 - R$ 249,99 em Mercado Livre

端的にいえば、コレを模倣したと思われる二玄社の日本車検索大図鑑的な書籍です。

アルファベット順に並べられた車種が1940年から1965年まで、年式順に掲載されていて全メーカーの全車種が網羅されているので、辞書のように手元に置いて映像で見るものや雑誌などの画像と照らし合わせて車種と年式を特定するのが楽しみとなりました。

※画像下段が当時のスポッターズガイド（1966～1980版）です。