前回パブリカとカローラを例題にしてトヨタの旧車の車両型式の基本中の基本を説明しました。
今回は少し踏み込んだ内容を解説します。
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バリエーションをアルファベットと数字で表記
前回は基本中の基本であるエンジン+プラットフォーム+世代を解説しました。
しかし、パブリカもカローラも単一車型ではなく、商用車用ボディや派生車種も存在しました。
これらをアルファベットと数字で識別出来るようにしているので、前回より少々ややこしくなりますw
まずパブリカを例にします。
当初パブリカは2ドアセダンのUP10のみでしたが、
ライトバンUP16Vが追加されます。
(画像はUP26V-D)
更にデラックスが加わりUP10Dとされます。
コンバーティブルとデチャッタブルトップはUP10Sとなります。
商用車にピックアップが加わりUP16
バンにデラックスが加わってUP16V-D
派生モデルのトヨタS800が登場してUP15を名乗ります。
更に続けたいトコロですが取りあえずココまで。
基本がUP10で、デラックス等のバリエーションが加わるとDやSが付く事に気付いたでしょうか?
また商用車系は数字の末尾一桁目に6が割り振られてUP16、バンを表すVが付加されてUP16V、バンのデラックスでデラックスのDも付いて、UP16V-Dとなっています。
更にピックアップが加わってUP16です。
カローラも解説しようと思いましたがややこしくなるので次回にします。
パブリカにカローラ、クラウンにコロナと個々のケースを全部暗記する必要はないので、今回のポイントをまとめると、
乗用車が10、商用車系が16、派生モデル(S800)が15というように、車体形状や共通プラットフォームの派生車等の違いは、主に数字の下一桁を変更して判別出来るようにしてある。
乗用車が10で、デラックスが10D、コンバーティブルが10S
商用車系のピックアップが16、バンが16Vと言うように、同じ系統内での差異は末尾にアルファベットを付加して判別。
今回はこの2点のみです。
憶えられましたか?
次回さらにややこしくなりますw
つづく
1/43スケールのパブリカUP10です。
トヨタ パブリカ700 1961 国産名車コレクション1/43アシェットブリスター
チョロQ的なプルバックカーのパブリカです。
プルバックカー/ドライブタウン パブリカ トヨタ博物館 ミニカー
UP10Sのコンバーティブル1/43スケール、画像は紅白2台ですが、リンク先は白のようです。
First43/ファースト43 トヨタ パブリカ コンバーチブル 1964 1/43スケール ホワイト・幌付き・F43-018
書籍です。1956~1975とあるので、パブリカ発売前の試作車からUP100系のミニエースまで網羅されているのではないでしょうか?
トヨタパブリカ&スポーツ800―空冷エンジンモデルの系譜 1956~1975
旧LSの1/32スケールのプラモデルです。
マイクロエース 1/32 オーナーズクラブNo.16 '61 トヨタ パブリカ
1/24スケールのUP10S(コンバーティブル)です。
ミニカー ミニカー アシェット Hachette 1/24 国産名車コレクション Vol.50 トヨタ パブリカ コンバーチブル(1963)