先日Twitterで、ニュースに日産バイソンという昭和のレアなトラックの名前が出てきて、日産バイソンという名前を知っている人々の間でちょっとした話題になりましたw
今回は、意外な事でニュースになったレアな日産バイソンについてのいくつかの話題ですw
ニュース本体は一定期間で削除されると思いますが、発端のツイートです。
「車ではなく農機具だ」 旧型トラック 無登録で公道運転か 会社役員の男逮捕 福岡県宗像市(TNCテレビ西日本)#Yahooニュースhttps://t.co/G5dAyzSr4y
— 兵庫の車好き (@rave_car) 2020年9月15日
バイソンというのが…。まさかこの時代にニュースでこの名前を聞くとは
- 日産バイソンとは?
まず日産バイソンというトラックについてです。
日産バイソンとは、日産アトラスの祖先となる2トンクラスの小型トラックです。
1979年(昭和54年)に登場し、1981年にコンドル20/30に移行した短命なモデルです。
- 歴史
1976年(昭和51年)、それまで日産の2トンクラスの小型トラックにはキャブオールとクリッパーがありました。
1976年に別々だった2台は統合されて、それまでのキャブオールをベースにした姉妹車となりました。
キャブオール
クリッパー
画像出典:自動車ガイドブック
1979年、新たに日産ディーゼル(現UDトラックス)系の販売チャンネル用として加わったのが3姉妹目の日産バイソンでした。
画像出典:自動車ガイドブック
1981年のモデルチェンジでキャブオールとクリッパーは日産アトラスに統合され、バイソンはアトラスと同型のコンドル20/30に移行、キャブオール・クリッパー・バイソンの名前は消滅しました。(クリッパーは軽商用車の名前で復活しましたがw)
同型車の中でも日産バイソンは2年のみのレア車でした。
- 不運の日産バイソン
元々大型トラックがメインの日産ディーゼルでの販売だった上にキャブオールやクリッパーより短い販売期間、力強い野牛のイメージで名付けた名前がバイソン=倍損、倍損をするという事で縁起を担がれて敬遠され、3姉妹の中でも全然売れませんでした。
という事で、同型のキャブオールやクリッパーは現存車や廃車体で残っていますが、日産バイソンは殆ど見掛けません。
そんな激レアトラックがニュースになりました。
- 車検切れ、ナンバー無しで走行
ニュースの内容は、九州で車検切れでナンバー無し(無登録)のトラックを公道で走らせた容疑で運転していた所有者が捕まり、コレはトラックではなく農機具だと否認している。
というモノで、そのトラックが1992年に譲渡された廃車の日産バイソンとの事でした。
なぜか日産バイソンと固有名詞が報道されたので、Twitterでは話題になりましたw
- 小型特殊なら問題なかった?
報道からは、農作業で長年日常的に無登録の廃車のトラックを敷地外の公道も走行させていたので、お咎めを受けた様子が伺えます。
もしかしたら、耕耘機にリヤカーを付けて公道を走行する際に必要な、小さい緑色の小型特殊のナンバープレートを取得して装着しておいたら、捕まらなかったかも知れませんねw
小型特殊の条件は、
- 全長4.7m以下
- 全幅1.7m以下
- 全高2.0~2.8m以下
- 最高速度時速15km以下
なので、その日産バイソンがワイドボディ車でなく標準タイプだったら、サイズ的には要件を満たしているので、スピードが出ないように改造していたら小型特殊で登録出来たかも知れません。
- いすゞバイソン?
ここからは他が書かないネタですw
小型トラックには、この日産バイソン以外にいすゞバイソンという車種も実在し、たぶん今でも新車で販売されている筈です。
コレがいすゞバイソンですww
画像出典:
Isuzu Ancang-ancang Seruduk Dengan Bison Barunya - GridOto.com
まぁ、日本でなくインドネシアの話ですがw
いすゞバイソンは、インドネシアで販売されている三菱コルトL300をベースに、いすゞD-MAXというピックアップトラックタイプのクルマのディーゼルエンジンを搭載した小型トラックです。
こちらが三菱コルトL300
旧い三菱デリカトラックがベースですが、いすゞバイソンも三菱コルトL300も現行車種だったと思います。インドネシアではw
そして独自取材ネタww
- TV局が無断転載?真相は??
このニュース、TVでも報道されたようで、TwitterにはTVニュースのキャプチャ画像が添付されていました。
同型車の参考画像として、日産バイソンの画像が使用されていますがこの画像、いつも閲覧している草ヒロ系のブログに掲載されている画像ですw
誰が令和のニュースでバイソンが出てくることを予想しただろうか。 pic.twitter.com/VU9yYG1i8n
— ごうりき (@124NCV) 2020年9月15日
他者の画像(著作物)を使用する場合、権利者の許諾を得てから画像を使用する必要があります。
また、何かの説明をする場合に限って、引用というカタチで出典元を明記するなど所定の要件を満たせば許可なく表示する事が出来ます。
当方のブログでは自分で撮影した画像以外は、引用というカタチで画像には出典元を明記し、YouTube動画やTwitterのツイートは、それぞれの規約に則って掲載しています。
キャプチャされたTVニュースの画像には、引用する場合に表記しなければならない出典元が表示されていないように見えました。
しかも元画像の山梨11のナンバープレートの文字が消されています。
引用の場合、元の著作物を改変してはならないルールです。
権利者の許諾を得て画像を使用いていたとしても、画像提供と表示される筈が何もありません。
もしや、普段無断転載される事にうるさいTV局自身が無断転載??
と不審に思って草ヒロ系のブログに問い合わせてみました。
キチンと使用許諾済みでしたwww
TV局から連絡があり、提供したとの事でした。
あまり目立ちたくないというお話なのでどのブログなのかは控えます。
この貼ったリンクのツイートのほうが無断転載という(苦笑)