カトラス☆アメ車☆旧車&イラスト

アメ車旧車を中心に、クルマにまつわる話を綴ります。

【中部横断道】遂につながった山梨-静岡間【ゆるキャン△聖地身延】

2021年8月29日、中部横断道路の南部IC - 下部温泉早川IC間が開通しました。

 

これによって中部横断道路は、新清水JCT(新東名高速道路接続)から双葉JCT(中央自動車道接続)までが全線開通し、この2つが高速道路で結ばれる事になりました。

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  •  まずゴメンナサイw

 はじめに謝りますw タイトルに「ゆるキャン△」と入れましたが、当方はゆるキャン△を良く知らないので言及出来ません。

 

ただ、今回の区間で開通した区間や身延山ICの周辺は、ゆるキャン△にまつわるエリアかと思います。

 

また、スーパーカブの北杜市や韮崎・甲府へのアクセスも利便性が高まりました。 

 

 

南部IC - 下部温泉早川IC開通の意義

 今回、中部横断道路の南部IC - 下部温泉早川IC間の開通で、太平洋側で東西に走る新東名と日本列島の真ん中辺りを東西に走る中央道が南北に繋がり、縦移動の選択肢が増えた事になります。

東京~名古屋方面への東西方向の自動車でのルートは、東海道がベースの東名高速と甲州街道や鉄道の中央本線がベースの中央自動車道でしたが、途中でその間を橋渡しする南北のルートは永い事一般道しかなく、東西への移動は速くても、南北の移動は不便でした。

 

その後、圏央道が中央道の八王子JCTから東名の海老名JCTまで繋がり(2014年)、続いて中央道富士吉田線の河口湖ICから東富士五湖道路経由で東名方面へ移動する際の須走道路と御殿場バイパスと新東名新御殿場ICも開通(2021年3月)し、南北方面の移動の選択肢は増えましたが、どちらも関東寄りで愛知・静岡方面の太平洋側から内陸部へ縦移動したり、甲府盆地から静岡・浜松方面へ移動するにはやや不便でした。

 

山梨と長野&静岡の県境には南アルプス山脈があるため、どこでも好きな場所に南北方面への移動ルートを作れる訳ではなく、これまでは南アルプス山脈を西に避けた飯田や木曽等の長野県を縦に横断するルート(国道19・152・153号線)か、南アルプス山脈の東側を興津から身延経由で甲府まで通る国道52号線のみでした。

 

その国道52号線を高規格道路化したのが、今回全線開通した中部横断道路の山梨-静岡間です。

 

国道52号線は、興津から延々70キロ位の道のりで曲がりくねった山道を走行しなければなりませんでしたが、中部横断道路では山間部をほぼ全線トンネルと橋で道路を直線的に通してしまった為に所要時間もかなり短縮され、運転も楽になりました。

 

静岡~山梨間が70分短縮と報道されていますが、よく読むと静岡と山梨の県庁間なのであまりあてにならない数値です。

 

 

 今回の開通では、静岡~山梨・長野間の物流の活性化が期待されます。

 

豪雨水害や大雪の自然災害時の、東名と中央のいずれかが通行止めになった際の迂回ルートの選択肢が増えたとも言えますが、水害や大雪の場合にはこの道も止まる確率が高い気がします。

 

国道52号線とほぼ並走している、JR東海の身延線の特急の利用客が減少して特急の減便や廃止が懸念されているようですが、個人的な感覚だと既に自動車と鉄道で利用者は棲み分け済みなので、そこまでの影響は出ないような気がします。

 

現在は暫定2車線での開通ですが、交通量や重要性などから考えると当面の間は暫定2車線のままでの運用が続くように思われます。

今後の中部横断道路

今回は山梨~静岡間の開通ですが、中部横断道路自体は双葉JCTから長坂JCTまで一旦中央道と重複したあと佐久小諸JCTから上信越自動車道へつながる計画ですが、こちらのほうは八千穂高原IC~佐久南ICが開通しているのみとなります。

 

こちらも全線開通すれば、太平洋から日本海側まで縦に高規格道路で移動する事が可能となる訳ですが、こちらの全通にはまだ時間を要する模様です。

 

 

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