カトラス☆アメ車☆旧車&イラスト

アメ車旧車を中心に、クルマにまつわる話を綴ります。

【モデルカー】屋外撮影でプラモ・ミニカーを映え画像にする3つのポイント【屋外撮影】

今回はSNS投稿等で撮るプラモやミニカーを、屋外撮影で映え画像にする際のポイントを挙げます。

 

本格的な機材を使うような撮影でなく比較的手軽な方法で、特に初心者がうっかりやってしまいがちな避けたほうが良いポイントを含めた計3点について述べます。

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  • 屋外撮影最強説w

今はホビー用の撮影ブースが安価に出回っている上に、高価なカメラを買わなくてもスマホのカメラでSNS投稿用程度なら充分綺麗な画像が撮れるので、撮影ブースに収まるサイズの模型なら、誰でも昔よりある程度の映え画像は撮れるようになったと思います。

 

ブース撮影以外の映え画像の選択肢に、屋外撮影があります。

屋外で目にすることが多い実車をミニチュア化したプラモやミニカーは、やはり屋外の自然光で撮影するとリアル感がかなり上がります。

 

 

  • プロの方は知っている

※ちなみに自分は人に指導出来るようなカメラマンでもモデラーでもありませんw

プラモ・ミニカーはかなり昔に引退しているので、Twitterの投稿を例題として貼っていきます。

 

例題はクルマ本体でなないですが、プロの方は屋外撮影の自然光の良さを熟知しているように思います。

 

※リンクしたTwitterの表示に時間が掛かる場合があります。数秒待つか、流し読みした後戻ればリンクは表示されます。

 

自動車プラモで主流の1/24スケールのジオラマです。

 

屋内の人工照明だと、この窓から差し込む日差しを再現するにはスタジオ級の照明機材が必要かと思われます。

 

 

  • ディテールの説明や製品見本的な画像は室内撮影が良い

今回の話題に打ってつけの投稿を見つけたので紹介します。

こちらが屋外で撮影した画像です。

人によってはホンモノと見間違えるかと思いますw

 

下は全く同じ車両を室内で撮影していて、背景の白バックも床面から立ち上がりの部分が角にならないように配慮していたりと、キチンとセットしたステージ上で撮られています。

 

室内でキチンと撮影した場合、余計なものを映り込ませないようにして背景も白なので、模型の塗装の色も割と正確で模型のディテールも細かい部分まで写ります。

 

なのでモデルカーの説明や製品見本的な画像は、屋外より室内でキチンと撮影したモノを使用したほうが良いような気がします。

 

 

  • 屋外だとリアルになる理由

下の画像だと、屋外撮影のメリットが判りやすいかと思います。

 

ボディに雲が写りこんでいるのが判ると思います。

コレは室内撮影では、余程念入りにセッティングしないと簡単には再現出来ない筈です。

雲の映り込みは誰でも言われれば気付くと思いますが、他にも屋外の自然光は乱反射して拡散光となっているため、室内の照明機器でライティングした光とは光の性質が若干異なります。

 

実車は屋外の自然光の下で見ることが多いので、プラモやミニカーも同じ状況である屋外の自然光で撮影したほうが、空や周囲の風景が写りこんでリアル感が盛れますw

 

 

  • うっかりやってしまいがちな、避けたほうが良い注意点

屋外で撮ればリアルになるんだ!と、外で撮った画像をTwitterでもよく見かけますが、ただ外で撮れば良いという訳ではないので、ココに注意していれば映えるというポイントを紹介します。

 

  • 台に載せて撮る

外で撮っているのにパッとしない画像をよく見ますが、大抵モデルカーを地面に置いて撮っています。

 

地面にモデルカーを置いてしまうと、カメラアングルが上から見下ろした角度になりがちです。

 

これまで紹介した例を見直して貰えば判ると思いますが、リアル感が出ているのはただ単に外で撮ったからではなく、人間の目線を再現しているからです。

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上から見下ろすとどうしてもミニチュア感が出てしまいます。

 

下は先ほどの方の撮影風景です。

 

折り畳み式の踏み台を台にして、カメラのフレームから見切れないだけの範囲をカバーするサイズの板の地面を用意しています。

台で地面からの高さを稼ぐ事で、三脚を使えるようになり、視点の高さを調整しています。

 

又、紹介した例では借景といって、背後の風景をバックにしている事に気付くでしょうか?

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背景に実物を利用する事で、視覚的に錯覚が生じて一層リアルに感じるようになります。

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上から見下ろさない画像でもありがちなのは、モデルカーを地面に置いて撮っていて、そのまま周囲の風景が写っていて、猫か犬の目線のように模型の背後が巨大な実車のタイヤだったり、地面スレスレのブロック塀が写っているパターンですw

 

コレを避けるためには、適当な高さと大きさの台にモデルカーを載せて撮らないと、リアル感は出ませんw

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地面になる板は画材屋さんで売っている、写真の水貼り用パネルが丁度よいです。

 

 

  • ベランダは出来れば避けたほうが良い

出来上がったプラモは、一刻も早くSNSに投稿したいでしょうし、平日の日中会社勤務のかたは、休日くらいしか日の出ている時間帯を自由に使えないかと思いますが、ベランダでの撮影は、出来る限り避けたほうが良いように思います。

 

ベランダは手軽で良いのですが、最大の難点があってモデルカーの背後を窓の外の風景にしようとすると、ほぼ間違いなく逆光になってしまいます。

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曇天でも太陽光は想像以上に強いので、逆光で撮ってもほとんど真っ黒に潰れてしまいます。

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※順光になる配置で撮影出来るベランダはこの限りではありません。



レフ板を使う手もありますが、手軽に期待した画像にはならないように思います。

 

逆にエアコンの室外機の上に置いて壁をバックに順光で撮っている人も居ますが、屋外撮影のメリットである借景効果がほとんど得られないのが難点です。

 

ついやってしまいがちな、避けたほうが良いポイントはこの2点です。

 

 

最後に初めて屋外撮影をする前に、知っておいたほうが良い注意点です。

 

  • モデルカーを外に持ち出すと破損や紛失のリスクがある

ベランダを非推奨としてしまうと、どうしても背景がゴチャゴチャしていない場所まで移動してロケをする事になります。

 

持ち運ぶと移動中の衝撃や手で触れた際のパーツ折損、突然の突風で台が倒れる可能性等どうしても破損のリスクは生じてしまいます。

 

また屋外に持ち出す際特有のリスクとして、高温でプラモデルやミニカーのプラ部分が溶ける危険性があります。

 

日中のクルマの車内に置いたままにしておくだけでも想像以上の高温になりやすいですし、屋外に放置して直射日光も危険です。

 

わざわざロケに行くとなると1台だけ撮るのでは効率が悪いので、何台もまとめてロケに持っていく事が多くなると思います。

そうなると破損や紛失や別のモデルカーを撮影している際に待機させている車両のへの熱害の危険度も1台だけの時より高まります。

 

もの珍しさからの野次馬や子供の人だかり、こちらの作業の邪魔をしているとは全く気付かずに語りかけてくる人への対策も考えておいたほうが良いですねw


それでも屋外撮影の効果は抜群なのであまり身構えずに、とりあえず試しに一度実際に屋外撮影をしてみて自身でフィードバックしながらノウハウを得るのがおススメですw

屋外撮影を推奨しておきながら、撮影ブースの広告ですw

今はLED照明まで内蔵されて安価なブースが各種流通しているようです。

自分は使った事がないので、実際のサイズ感や使用感、品質の差は分かりませんので各自で調べて下さい。


次世代撮影ボックス『革明』【ヒラノ照明】40cm簡易スタジオ/3色LEDライト140灯 折りたたみ【調光10段階・4色背景・バッグ付】EK-SB003

 

ロケ先で台に使用するモノはこの手の持ち運べて折りたためる踏み台が良いかと思います。高さは45~50センチくらいあったほうが良いです。

上に置く板を固定するのに一工夫必要です。


AZUMAYA クラスタースツール LLサイズ ブラック LFS-413BK 幅40.5×奥行34×高さ45cm

 

洗車用に持っている人は流用出来そうです。ロケ先で持ち歩くには少々大きめです。


Power-on アルミ足場台 洗車台 軽量 アルミ脚立 道具が置ける幅広ステップ 折りたたみ 2段 3段 強化天板 軽自動車 ハイトワゴン車 ミニバン 1box トラック (天板70cm×30cm 高さ50cm, シルバー)

 

地面に見立てて下に敷く板は、このパネルがおススメです。

本来は美術で絵を描いたり、大きく引き伸ばした写真を水貼りしたりする際に使うパネルです。

値段が安く、サイズが豊富で、軽い割にしっかりしています。

プラモ・ミニカーの撮影で使うのであれば、表面に地面っぽい色の100均のシートを貼るのが手軽かと思います。

今回の画像で使用したパネルには、アスファルトに見立てた耐水ペーパーを貼ってあります。

表面を真っ白にしてしまうと反射してしまい、真っ黒だとモデルカーに写りこんで暗くなります。各自で工夫して下さい。


木製パネル(シナベニヤ) B3

 

ボックスにモデルカーや撮影機材を収納してロケ地まで移動して、取っ手を畳んでフタの上にモデルカーを置いて撮影するには良いかも知れません。

フタの色が反射してモデルカーに写りこむので、何か工夫する必要はあります。


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