無料で試せる画像生成AIを、実際に試してみたシリーズ
今回は前回の「Maze Guru」に続いて、Microsoft bing「Image Creator」を使ってみました。
一言でいうと、無料でもオンライン上で初心者にも使えて高画質な、ごく普通の画像生成AIです。
※2023/05/11一部修正
- マイクロソフト bingの画像生成AI
マイクロソフトのサービスなので、自分のプライベートなパソコンでOSがWindowsであれば、勝手にbingに登録されていると思うので、無料ですぐ使えると思います。
しかも、いつの間にか日本語入力対応していました!
Macや他のOSの人や、自分個人用でないPCについては知りません。
特徴としては
- Microsoft bingの画像生成AI
- 実際の生成はDALL-Eのアルゴリズムで動作しているとの事
- プロンプトのみのシンプルな指示
- 毎日100ブースト支給
- 日本語入力対応
といったトコロです
大手Microsoftのサービスなので、変なクセがなく誰でも使えるように操作もシンプルです。その分、細かい調整は出来ません。
DALL-Eで描画させているとの事で、生成される画像は高品質です。
自分は本体のDALL-E2を試してみましたが、無料お試しのポイント数が少なくて充分試せないまま、ポイントの復活が一か月後で使い物にならなくて放棄しました。
1日100ブースト支給で、翌日100ブーストに復活します。
ブーストを使い切っても、生成の速度が遅くなるだけで生成自体は可能だとの事です。
ブーストは使い切っても、Image Creatorの画面の右上からリンクしているMicrosoft Rewardsにアクセスして、ゲームやアンケートに答えるとポイントが付与され、ソレを貯めるとブーストと交換可能との事ですが、試しにポイントを貯めていますがイマイチよく判りません。
- 使い方は英語でプロンプト(呪文)を入れるだけ
プロンプト(呪文)と呼ぶ生成させるための文言は、英語のみ日本語不可で1000文字以内です。犬(Dog)・猫(Cat)だけでも生成されるので、何も思い浮かばない人は「犬」か「猫」で試してみて下さい。
※日本語でも入力出来ます。
1回の生成で1ブースト消費、4枚のバリエーションが生成されます。
- 自動で保存されないので要注意
自分が生成した画像が画面右脇に表示されていますが、生成を繰り返すと古いほうから見えなくなりますが、どこかにストックされている訳ではなく本当に消えてしまうので、気に入った画像は保存しておく必要があります。
画像の保存は、
- 4枚生成された画像の1枚をクリック
- 画像が拡大され、共有・保存・ダウンロード等のボタンが出るので「保存」を押す
- 「保存済み」に変われば保存成功です。
- もちろんダウンロードで自分のローカルな領域に保存してもOKです。
- 「保存」で保存した画像は、bingの「マイ プロファイル」に保存されるようです。
- 「マイ プロファイル」に保存した画像を見るには、自分が生成した画像を1枚の大写しにさせ、共有・保存・ダウンロード等のボタンを出して「保存(保存済み)」のボタンの上にカーソルを乗せると「保存した場所保存した画像」がポップアップするので、ソレをクリックします。
- 「マイ プロファイル」の「保存した場所保存した画像」の新しいタブが表示され、保存した画像の一覧のサムネが見れます。
「保存(保存済み)」のボタンの上にカーソルを乗せるのではなく、ボタンをクリックしてしまうと、保存していた画像の保存が解除されたりその逆になるので要注意です。
他にも「マイ プロファイル」の保存した画像にアクセスする方法はある筈ですが、自分は知りません。
- 使いやすいような使いにくいようなw微妙
最近はI2I(イメージtoイメージ)も使えるオンライン上の画像生成AIもあり(生成に使用しているDALL-EもI2I可能)
その他の機能も充実しているサービスも見掛けますが、このImage Creatorは原点のt2i(テキストtoイメージ)で、しかもネガティブプロンプト(描画させたくないモノの指示)の指示欄もないという単純明快さです。
迷いようのない一ヶ所しかないプロンプト記入欄に「犬」と書いて(英語で)、迷いようのない赤いボタンの「作成」を押せば間違いなく犬の画像が生成出来るので、パソコンでこのImage Creatorまで辿りつけるだけのスキルがあれば、誰でも画像生成が出来ます。
しかも他にも、画像生成AIの事を何も分からない、特に何かを描きたいという強い動機のない人でも画像生成AIに馴染めるように何パターンものアプローチ方法が用意されていて、サンプルから好きな選んで生成したり「お任せで探す」というランダムにプロンプトを用意したり等の配慮がされています。
逆に言うと、あと少し機能が有ったほうが便利だと思う人には少々物足りない感じです。
- 出来ない事ダメな事
さすがに大企業のサービスだけあって、R-18的な卑猥な言葉は徹底的に排除されます。
又、企業や製品名、有名人・著名人やメジャーなアニメキャラの固有名詞等も、著作権やフェイク作成への配慮からなのか? 他のサービスよりNGワードが多いように感じました。
なのでAI絵師が生成させているような凄い美少女AIイラストを、ピンポイントで思い通りに生成させることはほぼ無理だと思ったほうが良いですw
画質自体はかなり高いので、自分の描きたいプロンプトすら思いつかない創造力のない人が、ランダムに出させたプロンプトを使って画像を生成して「わーすごーい(棒」と喜ぶのに向いている気がします(毒
- 隠されたモノ凄い才能
ちょっと言い過ぎましたが、実は自分はこのサービス非常に気に入っていて多用していました。
このImage Creatorにしか描けない画像があり、自分が望んでいた以上の画像を生成してくれます。
他のサービスで同じプロンプトで生成させても、全く別物の駄作しか出来ません。
I2Iで画像を読ませても、期待外れの画像を生成します。
他には生成出来ない素晴らしい画像とはコレですw
普通の人はこの下の絵の凄さが判らないw というか、そもそもこんな絵を描かせないですねww
コレを見た人は、あんなただの風景のどこが凄いのか?何を言っているか意味が分からないと思いますが、この本当に在りそうな何でもない感じが他のAIでは出せないのですw
二次絵はどうか知りませんが、画像生成AIは海外のモノが主流なので、学習内容も海外がメインで、日本風の風景を描かせようとしても、バカでも知っているようなメジャーな風景は別として、何でもない日本の風景は描画出来ずに海外風になってしまい、プロンプトに「日本」と入れてしまうと西洋人が考えた日本とか、コレでもかとウンザリするほどゴリ押しの江戸時代みたいな日本が混在する風景とか、アジアが全部混ざった風景とか、ゴミみたいな画像しか生成されないのですw
その点Image Creatorはズバ抜けて優秀で、期待以上の画像を生成をしてくれます。
※他のAIに同じプロンプトで描かせた画像、あなたには違いが判りますか?どれも同じに見えますか?
自分は試していませんが、こんな風景以外にも生成させるジャンルやテイストによっては、他にも得意分野はある筈です。
前回紹介した「Maze Guru」です。
今回紹介する本はキンドル版で、キンドル会員ならば無料のようです。
画像生成AIを解説した本のようです。AIイラストは猛スピードで進化しているので、最新の情報ではないですが、画像生成AIの概要は掴めるかも知れません。
これ一冊でざっくりわかるAI×イラスト解析本
美少女AIイラスト本はかなり多数出ており、キンドル会員なら無料も多いので、試しに好みの絵柄を探してみるのもアリかも知れません。
AI生成イラスト集 美少女大百科 第10巻: AI-generated illustrations, Bishojo Encyclopedia, Vol. 10 (English Edition)
AIで描画された廃墟の画像集のようです。
残響廃墟〜自然と幻想が融合する美しきAI廃墟の世界〜
こちらはリアルな現実の廃墟です
廃墟の歩き方 探索編
Amazonアソシエイト Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。
【AD】社内や町内会等のちょっとしたチラシに、ちょっと風景的な画像やイラストを挿入したい時など、イラストACやフォトACを探せば出てきます。
会員登録で無料で1日数枚ダウンロード可能です。イラストACもフォトACも1つのIDで利用可能です。自分も数点イラストを投稿しています。ご利用下さい。