カトラス☆アメ車☆旧車&イラスト

アメ車旧車を中心に、クルマにまつわる話を綴ります。

旧車ライフ入門、アメ車や旧車を長く乗り続けられる3つのポイント

前回の記事では、実際にアメ車や旧車をGETしてしまう人と、手を出さない人の違いを書きました。
今回はもう一歩突っ込んで、アメ車や旧車に乗り続ける場合に必須の3つのポイントを紹介します。
真剣にアメ車や旧車の購入を検討していて未経験の人は、読んでみて下さい。

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 前回、もし本当に欲しいのであれば、先に入手してしまって後から維持費が・故障が・置き場所が・家族が・・・の問題をクリアするのが最も手っ取り早い方法と書きましたが、旧車やアメ車の維持に注意しなけれはならないポイントが3つあるので、後先考えずに購入してもこの3つのポイントを押さえておかないと必ず挫折します。

 

ぶっちゃけリアルなアメ車や旧車を維持するのは正直しんどいですw
それでも欲しいという初心者は3つのポイントを自分に当てはめてみて下さい。

 

  • アメ車や旧車に長く乗り続けるには3つのポイントがあります。

  • 自分でもある程度のトラブル回避のスキルを身に付けられる能力。
  • 自分と相性が良い、アメ車や旧車に精通したメンテ工場を近場に持つ。
  • 心が折れそうになっても、励みになる仲間。

この3つのどれかが欠けると、アメ車や旧車に長く乗り続けるのがかなりしんどくなります。

  • 自分でもある程度のトラブル回避のスキルを身に付けて実践出来る能力。

グダグダ書きますが端的にメカに強くなるという事です。

まず、ある時点までに自分の所有する車の仕様やスペック等の様々な情報は自身で調査して、いつでもすぐ引き出せるようにしておく必要があります。
又、メカ・整備関係もメンテ工場任せではなく、多少は自分でもいじれてクルマ各部の仕組みを理解しておく必要があります。


この辺は、手取り足取り何もかも教えてくれる人はいないので、人に頼らず自力で調べて学んで実践できる能力がいります。

今はググればかなりの情報は得られる時代なので、情報の真偽を見極める能力と、得た情報を知識で終わらせずに、実践して自身で実証出来ればOKです。


これは、本当に乗り続けたければ、購入して乗っているうちに嫌でもトラブルに遭遇し、自然と問題解決の為に試行錯誤して身につく筈です。

 

ある程度のトラブル回避のスキルがあれば、もし不具合が生じても初期段階で異常を察知して、重篤な症状に陥る前にトラブルを回避する事にも繋がり、工場に修理を依頼する際も、的確に不具合の症状を伝えられる事にもなります。また、自車の仕様やスペックを熟知していれば、修理の際にパーツの互換性のアドバイス等を工場に助言する事もできます。

 

普通の国産車で、お盆の大渋滞の際にバッテリーや水温の警告灯が点灯していても警告灯の確認もせず、全く気付かないで呑気にエアコンをガンガン回してオーバーヒートさせたりバッテリーを上げて立ち往生して大迷惑をかける人がいますよねw

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アメ車や旧車は、走行中も普通の国産車以上に常に異音などに常に注意を払って、例えば水温が異常に上昇していたら、すぐエアコンを切ってヒーターを全開にして冷却効果を少しでも上げる等、早期に異常を察知する事とクルマのメカニズムを理解した上での対処法を、状況に応じて処方できる心得が必要です。無頓着だとそのうち路上で立ち往生したりクルマにトドメを刺して再起不能に陥れますw

 

これは普通の国産車に乗っている時点から、常に車両のコンディションに気を払って、こまめにメンテしていれば徐々に身に付くと思います。一度アメ車や旧車で立ち往生を経験すれば嫌でも走行中クルマの状態を気にする事になりますw


その際車の仕組みを理解していれば、どうなると不具合に繋がるのか原因と結果がある程度読めるので最悪の事態は回避可能となります。

 

 

例えば、寿命でないバッテリーが上がってしまって新品のバッテリーに交換しても、多分再びバッテリーは上がってしまうと思います。
バッテリーは走行中オルタネーターで発電された電力で充電されているという構造を理解していないからです。クルマの構造を理解していないとオルタネーターの故障に気付けません。
このような自動車の基礎的な構造は、少なくともアメ車や旧車を入手した早期の段階で会得しておく必要があります。

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  • 自分と相性が良い、アメ車や旧車に精通したメンテ工場を近場に持つ。

コレが最もハードルが高い事柄だと思います。

中にはクルマのメンテどころかエンジンのオーバーホールや板金塗装レストアまで全部自分でこなしてしまう人も居ますが、大部分の人は工場に整備や修理を依頼する筈です。

一般の修理工場やディーラー等では、手間のかかる厄介なアメ車や旧車は敬遠されがちです。買った店に修理を依頼するとしても、店が遠方だったら持って行ったり引き取りに来てもらうのに労力が掛かりすぎて途中で嫌になります。

 

なので、近場にアメ車や旧車に精通したメンテ工場を確保しておく事が必須です。更に出来れば自分と相性が良い店が望ましいです。

 

例えば、大雑把でいい加減でどんぶり勘定だけど、何だかんだ言って最後は面倒見が良い店と、几帳面で仕事もキチンとして見積もりもしっかり出すものの、頑固で気難しく曲がったことが嫌いで料金もキッチリ支払う必要がある店などがあるので、自分に合った店でないと、いい加減で何度言っても指示通りに作業してくれなくて嫌になったり、お金がないから適当に誤魔化してくれと頼んでも、こだわった工法を譲らなくて説得に難儀して疲れて嫌になります。

 

自分と相性が良くて、アメ車や旧車に対応した店が見つかるまで、根気よく探し続けられるか途中で根負けするかの勝負です。

 

当方も、20年付き合っている今の工場に巡り逢わなかったら、アメ車に乗り続けることは出来ませんでした。

簡単にアメ車に精通したメンテ工場に出会た訳ではなく、最初はいい加減な工場でナメられてぼったくられたり、修理に出して部品が無くて後回しにされ、数ヶ月戻ってこない事もしょちゅうでした。

 

当方はアメ車雑誌で以前から気になっていた広告の工場へ依頼したらビンゴでしたが、アメ車や旧車仲間の出入りしている工場とか口コミ、購入時に色々な店を回って自分と相性が良くて信頼出来る店を探す等、見つけ方は色々あると思います。

  • 心が折れそうになっても、励みになる仲間。

一人で孤立無援のままアメ車や旧車に乗っていても、苦労ばかりであまり楽しくないと思います。
同好の士が居れば、挫折しそうになった時にも、雑談をするだけでも案外モチベーションが復活したりするものですw


仲間はアメ車や旧車のイベントに行ったり、Web上で情報交換したりしていれば自然と出来ると思います。

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人によってはコレを読んで無理ゲーと思った人も居るかも知れませんが、それこそ別項で述べていますが、もし本気でアメ車や旧車に乗りたければ、コレだからダメ・アレだから出来ないと言い訳を並べる体質から、こうしたら出来ないか?ああしたら何とかならないか?と、可能性を模索して行動に移せる体質に切り替えておく必要があります。

 

こうしたら出来ないか?ああしたら何とかならないか?と、能動的に動ければ、故障しても色々手を尽くして直してクルマへの愛着も湧きますし、その過程でメカのスキルや知識も身に付きます。情報を得るためにSNS等で他の旧車乗りとやりとりしていれば、旧車のイベント開催を知り、参加して仲間が出来たり旧車のメンテが出来る工場を教えて貰えたりします。

 

逆にこの3つのポイントが押さえられれば、かなり充実したアメ車・旧車ライフが送れる筈です。

 

是非とも様々なハードルを乗り越えて、夢を叶えて充実したアメ車や旧車を実現して下さい。