かつてコロナと言えばトヨタのコロナと言う車種名を指していました。
そんなコロナの二代目の話です。
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実質的な初代
前回述べたように、トヨタのトヨペット・コロナは1957年に初代が発売されています。
そして文中に記したように、主に当時1000ccクラスのタクシー車両のシェアを占めていたダットサンの対抗馬として急ごしらえされた物でした。
初代コロナはダットサンに惨敗した訳ですが、1960年に当初の予定通りに新型コロナが発売されます。
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斬新な新型コロナ
二代目となる新型コロナは「Oh! アラ! スゴイ! 新しくないのは、タイヤが4つあることだけ」のキャッチフレーズで、クルマのシルエットだけを見せたティーザーキャンペーン広告を大々的に打ち出して、クルマに無関心な人々にも奇抜な広告でアピールする訴求で宣伝されました。
新型コロナは間もなく到来するであろう日本のモータリゼーションを見据えて、タクシー需要のみではなく一般家庭向けの自家用乗用車としての使用も念頭に入れた設計とされていました。
当初初代から引き継いだP型の1000ccエンジン搭載のPT20でスタートして、途中から1500ccのR型エンジンのRT20がメインとなりました。
コロナより1年早い1959年に、ダットサンの後継モデルとして登場したライバルのブルーバード(P310)が、
※画像はP312
ダットサン210を引き継いで当時としては比較的オーソドックスなシャシーフレームにボディを載せる構成で、スタイルも奇をてらわない凡庸なデザインだったのに対し、コロナはモノコックボディに独自のリアサスとスッキリした斬新な外装デザインで新しさをアピールしました。
しかし残念ながら独自のリアサスとモノコックボディは、一般家庭向けの自家用乗用車としてはよく出来ていたのですが、酷道だった当時の日本の悪路でタクシーとして酷使すると、ボディの剛性不足と、本来は乗り心地のよいリアサスが悪路で限界を超えて突然跳ね、後席の乗客が天井に頭をぶつけるトラブルを起こし、タクシー業界の不評を買う羽目になってしまいました。
外装のデザインがライバルのブルーバードより線の細い見た目の印象も手伝って、コロナは弱いというレッテルをタクシー業界から貼られてしまいます。
その為1000ccのPT20から1500ccのRT20をメインにする頃にはボディは強化され、リアサスは凡庸な板バネに変更されました。
その頃のCMです。
ドラム缶を跳ね飛ばしたり、クルマを崖から落としたりして強さをアピールしていますw
結局初期のタクシー業界からの不評のレッテルが尾を引いて、凡庸ながらタクシーにも自家用車にも順応する310ブルーバードには負けてしまいましたが、垢ぬけたスタイルは自家用車としては好評だったような気がします。
ひ弱なイメージを払拭する為に、本来は繊細なイメージでデザインされた外装は、マイナーチェンジごとに無骨で図太いディテールに修正されていきました。
ブルーバードは1963年、コロナは1964年にモデルチェンジします。
しかしブルーバードはイタリアの一流デザイナーピニンファリーナに依頼した、当時最新のイタリアンモードが、泥臭くて垢抜けない日本人の感性から理解されずに拒絶されてしまい、苦戦する事になります。
モデルチェンジした三代目トヨペット・コロナは、ひ弱なイメージを払拭したデザインと堅牢で奇をてらわない凡庸で無難なクルマの設計で、ようやくブルーバードに対して圧倒的勝利を収める事になりますw
意外にもアマゾンでトミカTLVを見つけられませんでした。
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