カトラス☆アメ車☆旧車&イラスト

アメ車旧車を中心に、クルマにまつわる話を綴ります。

交通事故!追突された衝撃で追突したら加害者? 過失割合は? 玉突き衝突追突事故の顛末

交通事故に遭って、具体的に事故後どういう流れになるのか? 心配でググってもあまり出ませんよね、そこで当方が実際に玉突き衝突の追突事故に遭遇した際の事後の展開を記します。
交通事故に遭ってその後どうなるか気になっている人の参考になれば幸いです。

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 ※全ての追突事故が同じ顛末になる訳ではありません。特に過失割合はケースバイケースだと思います。あくまで一例です。
事故後どう対処するかや、クルマの補償など参考になるかも知れません。

 

  • 信号待ちで追突されて追突した玉突き衝突事故。

朝の通勤時間帯に信号待ちで停車していたところ、同じく信号待ちしていた後続車に突っ込まれました。
追突の勢いで当方のクルマが押し出され、前方の車両の後部に当方のクルマが当たった玉突き衝突です。

 

当方はその場でクルマを停車させ、クルマから下車して被害を確認し、降りてきた加害者に救急車を呼ぶよう指示しました。


ハッキリ自覚する痛みや外傷はありませんでしたが、後遺症が出て揉めるのを避けるため病院で検査を受けておくという判断です。

信号が青になって前方の損傷した車両が衝突に気付かず走り始めたので呼び止めて停車させました。

  • 事故後の流れは?拘束時間は?どこへ事故を連絡?

警察と救急車が来て、当方は警察の指示で近くの飲食店の駐車場にクルマを無断駐車させて留置し、到着した救急車に乗り、病院へ行って診察を受けました。頸椎捻挫で全治1週間の診断でした。保険証は出さなかったので全額実費で一旦負担しました。当時1万円ちょっと。(最後の最後に補償されました。)

 

加害者の上司が病院へクルマで迎えに来て、所轄の警察署に行きました。
警察で調書を取り、示談にするか刑事処分にするか警察に尋ねられたと思います。

当方はクルマが完璧に修復出来ればケガは大した事はなかったので、クルマを完璧に直すという条件で示談としました。

 

加害者の上司に事故現場まで送って貰い、無断駐車していたクルマを回収しました。

ここまで半日以上時間を消費したと思います。

 

当日は、加害者に即時その場で
  • 消防に救急車を要請
  • 警察へ通報
させました。当方は、
  • 勤務先に事故で遅刻するという連絡。
  • 自分の任意保険会社へ事故の報告。
  • アメ車雑誌で気になっていた修理工場に事故修理の対応の可否の打診。
を電話で行いました。
 

加害者は大手運送会社の下請け会社の社員で、倉庫で仕分けをする仕事の夜勤明けだったとの事でした。信号待ちで睡魔が襲い、クリープ現象でクルマが動いていて、気付いて慌てて止めようとしてアクセルを強く踏んだみたいです。

 

勢いで押された当方のクルマは前方のクルマのリアバンパーに当たって前車はリアバンパーが潰れていましたが、気付かなかったようで青信号で発進していました。
停車させましたが、女性の教員で時間に遅れたくなかったみたいです。

 

  • 追突されたとはいえ追突しているので加害者?過失割合は?

クルマを衝突させたら加害者になるので、追突された被害者であるとはいえ、当方も玉突き衝突で追突しているのでこちらも責任を問われるのかと心配しましたが、走行中ではなく信号でブレーキを踏んでギアはニュートラルで完全に停止している状態で押されたので、追突した加害者が2台に被害を与えたという解釈のようです。過失割合は10:0で完全に加害者の過失と認定されました。

  • 事故後どうなるのか?

事故から1週間くらいまでの間に事故の状況などを記入する書類が保険会社から郵送され、必要事項を記入して返送した記憶があります。

 

事故車両は自走可能だったので、数日そのまま通勤し、工場の受け入れ態勢が整った時点で入庫させたと思います。その後は代車を使用しました。

 

交通事故の場合、基本的には加害者の保険会社が担当となるのですが、正直加害者側の保険会社の担当者の対応はイマイチで良い印象は皆無でした。

 

最大の失態は、挨拶に来ると電話で伝えておきながら待っていても来なかった事で、コレで信用を失い協力する気を失って、当方はヘソを曲げて以降非協力的な態度を貫きました。


その為、その保険会社の担当者は病院の診察費用発生を完全に忘却しており、早く処理を済ませたくて焦る保険会社の担当者に対して、最後の最後にこちらから、診察費用は自腹なのか?(怒 と尋ね、慌てて処理していました。

  • 示談の条件のクルマを完璧に修復する。は履行されたか?

クルマ(1993年式シボレーカプリスワゴン)はリアゲートの新品交換とフロントバンパーの新品交換がメインの作業でしたが、アメリカのクリスマス休暇のシーズンだったので部品の調達などに支障が出て、修復まで1ヶ月掛かりました。
バンパーやリアゲートの大物部品を大至急便で空輸させたので、送料だけで10万円以上したみたいです。


完全に修復させないと一切認めないという条件だったので、リアゲートだけ新品では退色具合が不自然になってしまう木目のデカールはクルマ1台分全部貼り替える指示を出し、予備と本番で2セットのデカールを取り寄せたそうです。もちろん全て認められました。
1ヶ月間の代車代3000円/1日x30日も支払われました。

 

具体的な金額は知らされませんでしたが、修理費は航空運賃を含めて総額100万円(+代車代9万円)くらい掛かったみたいです。クルマは納得出来る状態に修復されました。

※加害者はもう1台、前走車の修理費も補償した筈です。

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以上がこの追突事故の顛末です。

交通事故は加害者も被害者も時間と財産を浪費させ、不快な思いをしてしまいます。日頃から交通事故が起こらないような運転を心掛ける必要がありますね。

また、任意保険や共済に加入していないと、予想外の賠償金を自腹で支払わなければなくなる危険性が生じます。あなたは109万円即金で弁償できますか?

 

この事故で唯一得られた大きなモノは、

今まで色々な工場に修理や整備を依頼して、満足のゆく対応が得れなかったのですが、この事故修理の際に初めて依頼した工場が、迅速で的確な対処と良好な対応で非常に気に入り、以後25年近く整備を依頼する事になったきっかけが与えられたという点だけですね。