【アニメ聖地？】アニメ”スーパーカブ”第7話「夏空の色、水色の少女」のアップガレージからのルートと恵庭椎ちゃんの整合性【山梨】

今回は、アニメ”スーパーカブ”第7話「夏空の色、水色の少女」で礼子のグローブを探しに行ったアップガレージ山梨中央店からの帰路の検証と、オマケで新たに登場した恵庭椎ちゃんの重箱の隅ネタついて書きます。

アップガレージ山梨中央店

アニメ”スーパーカブ”第7話「夏空の色、水色の少女」では、礼子の破れたグローブの代替を探しにアップガレージ山梨中央店を訪問しているシーンがあります。

画像出典©Tone Koken,hiro/ベアモータース

アップガレージ山梨中央店は劇中ではこれまで、第4話「アルバイト」と第5話「礼子の夏」で登場しています。

第4話は小熊がレインウエアを買うシーンなので、アニメを観た人なら憶えている筈ですが、第5話でも礼子がショップ店員や客とバイクで富士山に登る件の雑談をしているのがアップガレージ山梨中央店です。

ありがとうございます！
TVアニメ #スーパーカブ @supercub_anime 様、弊社アップガレージ山梨中央店にてお買い物いただきました！励みになります！
嬉しいです！もっと多くの女性にも選ばれるお店になれるよう頑張ります！ pic.twitter.com/Y21hnNaDGX
— 河野映彦アップガレージ社長 (@upgarage0515) 2021年4月29日

このアップガレージ山梨中央店、山梨県中央市にあり、小熊の通う山梨県北杜市の武川高校（のモデルになっている武川中学校）からだと約27キロ、Googleマップで38分です。

upgarage

第4話で小熊は甲府第一高校からの帰路に寄ってますが、甲府第一高校からでも10キロ/20分で、しかも北杜市へ帰るルートの途中ではないので、この時もわざわざ南下して寄っています。

yamanashi

以前アップガレージは山梨に2店舗あって、もう1店舗は北杜市方面とは逆方向ながら国道20号線（甲州街道）沿いと書きましたが、ググったらこちらの山梨石和店ではバイク用品は扱っていませんでした。

ルート検証

今回の第7話では国道20号線の竜王駅入口の交差点を曲がって北杜市方面へ帰っています。

Googleマップだと往路復路とも、釜無川沿いの県道116号線で韮崎の信玄堤まで行き、国道20号線の竜王バイパス区間に出る（往路は逆）ルートを指示されます。

確かにアップガレージ山梨中央店を出て、そのまま店の前の昭和通り（県道3号線）を北上すれば道なりに国道20号線の竜王駅入口の交差点に出るので現実と合致しています。

Googleマップの釜無川沿いの県道116号線に出るには途中で左折する必要があるので、ナビなしだと直進してしまう確率が高いです。

往路もGoogleマップの指示だと片側2車線計4車線で中央分離帯のある竜王バイパス区間を、信号機のない信玄堤への細い路地へ右折するルートですが、この右折は交差点ではなく信号機もない場所での細い道への右折で、片側2車線のハイスピードな対向車に注意しつつ、中央分離帯のある片側2車線の道路の中央側で右折の待機をするのは、自動車でも追突される恐怖感があり躊躇します。

なので今回の道順は、意外にも現実に即したルートを描いていたように思えます。

逆に第4話で小熊がレインウエアを買うのに、一見さんなのになぜかアップガレージ山梨中央店を知っていて、しかもわざわざ甲府第一高校から10キロ離れた店へ寄ったのかが謎ですｗｗ

恵庭椎ちゃんの重箱の隅ネタなど

第7話「夏空の色、水色の少女」で初登場の恵庭椎（しい）ちゃんですが、実は第1話から度々こっそり出演していましたｗ

しかも整合性がとれています。

第1話で小熊がシノさんのバイクショップに原付を見に行く途中、洋風な建物の前を自転車で通過します。

画像出典©Tone Koken,hiro/ベアモータース

この建物はオープニング映像にも登場しますが、これは椎ちゃんの実家のパン屋さん「BEURRE」で、モデルになっているのはバックハウスインノ八ヶ岳店との事です。

漫画版『スーパーカブ』舞台探訪。作中では「BEURRE」という店名になっている椎の家のパン屋さんは「バックハウスインノ八ヶ岳店」がモデル。内部は一致せず。クリームパンを購入。すごく美味しい。 pic.twitter.com/SIfefA2hik
— スカイＤＪ (@sky_dj_) 2019年12月21日

但し実際のバックハウスインノ八ヶ岳店は、劇中の武川高校からシノさんのバイクショップの道中にはなく、北杜市でも全く違う場所に在ります。

第2話の昼食のシーンで

「またパスタ？」

「だって好きなんだもん」

と会話して、

家庭科の授業で淡い青色を選んで

「好きだねその色」

と言われているのが椎ちゃんです。

第3話では、図書室内装工事のポスターを見ながら

「図書室キレイになるんだ」と会話して

そのあと小熊が図書室内装工事の作業員から保護メガネの情報を得るプロットへの前振り役になっています。

礼子が電話番号を書いたレシートは

椎のパン屋「BEURRE」のレシートです。

第6話ではバスの車内や旅館の夕食場面に描かれ、自由行動のシーンで

「リスに遭いたいね」

と言っています。

そして第7話の朝の教室の場面で、椎は礼子とあいさつを交わし、礼子は毎朝通学途中に椎のパン屋で昼食のパンを買っていて、登校前に店で顔を合わせていることを推察させる描写になっています。

文化祭の出し物の模擬店がイタリアンなカフェ、バールなのは椎がイタリア好きな事に由来しているようで、これは第2話のパスタ好き発言と整合性が取れています。

バール店員の制服のスカーフタイ？を家庭科室の布で縫いますが、この布はきんちゃく袋の淡い青色の、椎が好きな色といった布地ですね。

このように整合性というか伏線が回収されています。

その他

オープニング映像の日野春駅からのつづら折れの坂道で、カブの小熊と自転車の椎がすれ違いますが、椎が乗っている自転車は、アレックス・モールトンという数十万円する高価な自転車との事です。

画像出典©Tone Koken,hiro/ベアモータース

ただしイタリアではなくイギリス由来のようです。

オーナーだった身だからアニメ「スーパーカブ」を見てるんですけど、高校生がアレックス・モールトンに乗ってる点が衝撃的すぎてカブどころじゃなくなった。 pic.twitter.com/rQ7FYrySeN
— Mitsuhide@ミニベロはじめました (@Mitsuhide6319) 2021年5月1日

第7話の細部では、オープニング映像の和田峠みはらし広場のシーンで礼子のカブがMD90（郵政カブ）からCT110（ハンターカブ）に差し替えられてますねｗ