カトラス☆アメ車☆旧車&イラスト

アメ車旧車を中心に、クルマにまつわる話を綴ります。

【SKIMA】ダッジチャレンジャーを描いてみた【ペンタブお絵描き】

という事で、今回XP-PENの板タブを使って、メディバンペイントで新たに描いたダッジチャレンジャーを例にして、当方が新たに始めた「愛車のイラスト描きます」で描くイラストの説明をしていきます。

  •  ダッジチャレンジャーを描いてみた

メディバンペイントでデジタルお絵描きを始めて、マウスでは描きにくいのでペンタブレット(板タブ)を導入してから、ずっと描きたかった自分のダッジチャレンジャーが描けました。 

描いた感想

  • 今回はキャンバスサイズが大き過ぎた
  • 何となく色がくすんだ感じ
  • 相変わらず線がグニャグニャした感じ

と、ネガティブな感想を並べてしまいましたが、描きたかった絵が描けて、メディバンペイントの知らなかった機能も学べたので、総合点では合格でした。

 

何となく色がくすんだ感じに関しては後述します。

相変わらず線がグニャグニャした感じについては、当方はスッキリしたシャープな線は描けそうにないので、グニャグニャした変な感じが自分の味になるように試行錯誤します。

 

オーダーを受けた場合、概ねこんな感じの絵柄となります。

 

 

で、気になる点を挙げてみました。

  • キャンバスサイズと解像度(dpi)の問題

  •  ディテール(描き込み)に関して

キャンバスサイズの問題

 今回当方のアンドロイドのスマホの画像サイズ3840x2160ピクセルのまま、メディバンペイントに取り込んでトレースしましたが、4kは余りに大き過ぎました。

 

メディバンペイントの解像度(dpi)の設定が350dpiと600dpiしかなく、パソコンやスマホの画面で見る用の72dpiが、データの書き出時にしかないので、納品するイラストは350dpiでA5サイズ(1446x1020ピクセル)とします。

 

パソコンやスマホで見る限り、解像度を上げてもただ画像が重くなるだけでムダなので、A5サイズからA4くらいまで拡大してプリントしても何とかなりそうな350dpiでの書き出しでの販売とします。

 

ファイル形式はPNGとJPGです。 

  • ディテール(描き込み)に関して

 写真をトレースしてイラスト化する際には、アドビのフォトショップがAIで自動的に写真をイラスト的に処理する時に行うような項目を、人間が判断して1枚の絵になるように描いていきます。

 

その際、絵を描かない人だと気付きにくいような点に留意して、絵として成り立たせるポイントがあります。

 

イラストを依頼されて、思っていた物と違うというギャップを減らすために、いくつか紹介します。 

  • 映り込み、逆光・順光・黒つぶれと白飛び

 

こちらが元にした画像で、その下がイラストです。

dodge_challenger

dodge_challenger
実写はスーパーの屋上駐車場で撮影したので、駐車区画のラインの白線がボディに映り込んでいますがイラストではアレンジして省略しています。

 

逆光なのでイラストも逆光で、ボディの大部分が影で暗い上に、自分(クルマ)の影も映り込んでいます。

dodge_challenger

何となく色がくすんだ感じは、たぶんこの逆光で影になっているのが原因かと思います。

 

逆光の写真から順光のイラストに描き直そうとすると、とても低価格では済まない労力が掛かるので、逆光の画像からを順光の絵に直す作業は行いません。

なので元の画像の写り具合に大きく左右される事になります。

 

コントラストが強く影が黒く潰れた画像から、元のカタチを復元して描き起こす事は出来ません。

 

影は塗りつぶされた状態の絵になります。

illustration

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光が強く白く飛んでしまった部分も同様で、白く飛んでしまった絵になります。

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こちらは実車の写真です。普段普通の人は気にしていないので全く見えていないと思いますが、誰でも判るように書き込むとコレだけ色々な物が映り込んでいます。

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背景は描かないので、もしコレをそのまま描き写してしまうとカッコ悪いですw

 

とは言え、一面ボディの単色で塗ってしまうと質感も立体感も出ません。

 

それだと観察力が無く、物を見ないで観念的な決めつけで着色してしまう人のパターンになってしまいます。

illustration

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なのでイラスト化する場合はケースバイケースで、映り込みを整理したりそのまま再現したりします。

 

仮に下の画像のような映り込みを全部忠実に再現してしまうとゴチャゴチャしてボディのカタチが判らなくなってしまい、逆に全部整理してしまうとリアル感が出なくなります。

cutlass

この辺をどう処理するか?は、こちらにお任せ下さい。

cutlass

絵を描かない人の中には、「ただ写真をなぞるだけなんだからバカでも出来るでしょ」と言う人も居るかもしれませんが、自分はレジ打ちも出来ないのに、「コンビニのバイトなんてバカでも出来るでしょ」と言うような見当違いですw

  • ディテール

 こちらはグリルのメッシュは一切描き込んでいません。

dodge_challenger

dodge_challenger
フェンダーのステッカーも略しています。

 

ホイールも全部細かくは描きません。

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なので、愛車のコダワリポイントが、仕上がったイラストには想像通りに再現されず簡略化されている場合があります。

 

これは、先ほどの青いクルマの映り込みが普通の人には全く目に入っていないのは、人は無意識で見た物を脳内で編集しており、映り込みは邪魔なノイズとしてカットして無視してしまっているからなのですが、

 

逆に自分のお気に入りのこだわっている部分、同様に脳内で編集して、オーナー本人は無意識のうちにその部分に着目しています。

 

子供の運動会を観に行って、同じような子供が大勢いるのに他の子は目に入らず、自然と我が子だけに目がいっているような状態です。

 

イラストの元になる画像も、実は自分の都合の良い解釈に、無意識でフィルターを掛けて見ています。

 

しかしクルマを一つの塊として捉えた場合、お気に入りのポイントも、あくまで大勢居る子供たちの中の一人なのです。

 

学年の生徒全員で整列しているのに、奥のほうで並んでいる我が子だけにスポットライトを当てると、イラストとしてはバランスが崩れてしまう場合が多いです。

 

イラストを依頼される際に、「ココがお気に入りのポイント」と指摘しておいて貰えれば、極力強調するよう配慮しますが、樹の絵を描いた時、葉っぱを葉脈まで1枚1枚全部描く訳ではないのと同じで、隅々まで漏れなく細かく描くのが「良いイラスト」ではないとご理解下さい。

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という事で、あなたの愛車のイラスト描きます

下のリンクが当方のブースです。是非ご利用下さい!

skima.jp

 

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