という事で、今回は当方が新たに挑戦してみる企画の発表です。
(2021/3/10記事修正)
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写真を元に、あなたの愛車をイラスト化しませんか?
今回のお題は文字通り「写真を元に、愛車をイラスト化しませんか?」あなたのクルマのイラスト描きますよwという話です。
合わせてオーダーのやりとりに利用する「SKIMA」(スキマ)についても触れます。
- いつやるの?今でしょ!
Twitterでイラストを描くフォロワーさんが増えてきたトコロ、プロ・アマ問わず「イラスト描きます」というアカウントの人が自分の描いたイラストと共にタイムラインに流れてくるようになりました。
当初は自分も上手くなって、いつか「イラスト描きます」とツイート出来たらいいな・・と漠然と考えていました。
しかし、ふと、
- いつまで練習したら画力が上がるの?
- 「イラスト描きます」とツイートしても許される資格が生まれるのはどの画力から?
と考えているうちに、いつか上手くなったらでは延々とその「いつか」は来ないと気付きました。
そして有償で受注したイラストを描く事で、画力を上げていく方式が思い浮かびました。
「初めは練習だから無料で」ではなく、初めから有償で正式に依頼を受ければ、当然手も抜けません。
必然的に一枚一枚真剣勝負の本番なので、スキルの向上スピードも高まる事が期待出来ます。
一方頼む側も、明らかにプロには頼めない格安料金でイラストが手に入ります!
- デメリットを補う
当然長年イラストを描いているプロではなく未経験のアマチュアなので、対価を貰って描く以上プロといえばプロですが、本当のプロとは天と地の差です。
そこで、自分の出来る事の範囲内に限定して受注し、その分プロでは絶対に採算が取れない、利益度外視の低価格でスタートする事にしました。
なので、最初は他の絵師が絶対受けないと思われる、1枚3950円(クレジットカ―ド払いの場合※デビットカード、プリペイドカード含)でスタートする事にしました。
※3950円の根拠は後述します。
※3950円の価格設定での受注は、残り先着2名様と致します(2021/3/10加筆修正)
今、自分の出来る事/出来ない事は判っているので、出来ないスキルまで受注したところで納得出来る成果物を提供出来ません。
なので、初めからこちらでイラストの条件を設定しました。
具体的には
- 支給された画像データを下敷きにしたトレース画のみ受注する。
- クルマ以外(背景・人物等)は描かない。
- 愛車(過去車も含む)のイラストに限定。
- 文字やロゴのデザインや配置はしない。但し・・
- 画風はこちらのおまかせで、原則修正は受け付けない。
- 商用使用は原則不可で、その場合の条件は別途応談。
- 著作権は放棄しないので、ポートフォリオ等に使用する場合もある。
- 納品に時間が掛かる場合がある。
といったトコロです。
こう書くと、始める前から高飛車な態度に見えてしまうので、個々に解説します。
解説を見て頂ければ納得して貰えると思います。
- 支給された画像データを下敷きにしたトレース画のみ受注する。
構図を考えたり(打合せしたり)、デッサンする手間を省きます。
プロはここで依頼主の思いを汲んで独自の構図を構築し、依頼主のイメージを具現化するスキルと掛かった労力で対価を得ている筈です。
構図は写真と同じなら、注文時に発注者もどんな絵になるのか完成予想図がほぼ判っている上に、デッサンが大きく狂う事も防げるので、出来上がったイラストが、頼んでいたイメージと大幅に違うというトラブルが防げます。
- クルマ以外(背景・人物等)は描かない。
クルマはトレースで一定のクオリティを保てますが、背景や人物はそれぞれクルマとは違うスキルが必要です。
当方の今のスキルが、要求されるレベルにまだ満たないので、背景や人物を絵に加えたせいで、イラストをダメにしてしまう恐れがあります。
愛車と一緒に写っている自分や仲間・パートナーの姿を、この画力で描いて欲しいですかww
- 愛車(過去車も含む)のイラストに限定。
ネットやSNSで拾った画像等は、撮影者や公開している人に著作権や肖像権がある場合が殆どの筈なので、無許可でイラスト化して後でトラブルが生じる事を防ぐために、依頼主自身が著作権や肖像権を持っている画像に限定します。
なので、逆に今は亡き思い出の愛車でも自分が撮影した画像があればイラスト化は可能です。
原則として1枚に1台のイラスト限定にします。複数の車両の場合描ける元画像と描けない画像があるので、相談頂く事になります。
その場合基本的に台数分の費用が加算されると考えて下さい。
イベントやミーティング等で、依頼主が撮影した展示されている他人のクルマは、もしオーナーさんに撮影許可を得て撮ったものだったとしても、それを当方が確認出来ないのでトラブルを避けるために原則としては応じない事にします。
下の動画は他人の描いたイラストを無断でトレースして、プロが添削する動画に応募してしまい、イラストが無断でトレースされた作品だとは気づかずに添削動画に採用してしまった為に トラブルに発展してしまった事例です。
描く側はなかなか元画像が本人の物なのか確認出来ないので、描いたものを公表した後に、クルマの持ち主からクレームを受けても対処のしようがありません。
なので、実際には何も問題のない画像だったとしても、こちらの判断で依頼を断る場合もあります。
友人へ友人のクルマのイラストをサプライズのプレゼント用にという案件も受け付けたいトコロですが、その場合は依頼する時点でその旨を伝えて頂き、個別に判断させて貰う事に致します。
鉄道車両・バス・タクシー・パトカー・救急車・消防車・草ヒロも、拾い画像と本人の撮影の区別や許可を得た画像なのか?の判別が難しいので原則的には応じられません。
但し、例えば公共の公園に静態保存で展示されている鉄道車両を、依頼者本人が撮影したと判るもの等は問題ないと考えられるので、オーダー時に個別に判断する事になります。
- 文字やロゴのデザインや配置はしない。但し・・
文字やロゴをデザイン・レイアウトして、イラストと合わせる作業はしません。
アドビ・イラストレーター等のアプリを持っていないので作業が出来ません。
デザインのセンスもありません。
なので、当方が納品したイラストのデータに、後からオーダー主様側で文字等を追加で加工して使用して下さい。
この点も、元絵を改変する事は、描き手の著作権が絡む部分なので、他の絵師さんやプロとは判断が異なる部分かと思います。
- 画風はこちらのおまかせで、原則修正は受け付けない。
受け取った画像によって絵のタッチが変わる場合がありますが、それを指定出来ません。
元の画像が影でディテールが判別できない場合、見えない部分を鮮明に描き起こすことは出来ません。
また、ホイール・グリル・ステッカー・ストライプ・車体色等、主張されたい部分は極力再現するよう努めますが、イラスト全体のバランスや元画像の鮮明度等から、簡略化した表現やまるまる省略した表現になる場合もあります。
- ヘッドライトやホイールの再現度の参考画像
元画像が不鮮明なのでライトのレンズカットもぼんやりした表現で、ホイールカバー中央のロゴは省略しています。
均質な線で描かれずに、ホイールアーチなどはかなりブレた線で描いています。
縦のスリットの部分などは、かなり大雑把な描き込みです。
拡大すると、エンブレム、ホイールの細かいディテールやタイヤのトレッドパターンは省略されている事が判ると思います。
1枚の絵として見ればクルマに見えても、このように拡大すると全部細かく描いている訳ではないと判ると思います。
なのでタイヤの銘柄やホイールのピアスボルト、ブレーキのキャリパーやヘッドライトのレンズカット、車体に貼ったステッカーの文字やエンブレム、グリルの細かいメッシュ、車内のアクセサリーなどはオーナーさんが意識している程再現されない場合もあります。
通常のオーダーメイドイラストの流れでは、一度途中経過を確認して貰って、その時点で気になる場所があれば、部分的な修正は指示出来るかと思いますが、今回の価格設定では、原則修正なしの一発勝負での納品としたく思います。
なので、オーダー時に依頼された画像を預かった際に、オーナーさんがこだわる部分があればその際に一言添えて頂き、当方が拝見した画像から判断して、描ける部分と描けない部分をアナウンスし、双方の合意が得られてから作業に掛かる事になります。
原則こちらのおまかせと考えて下さると良いです。
- 商用使用は原則不可で、その場合の条件は別途応談。
無料で送る年賀状の素材等なら問題ありませんが、
さすがにTシャツやマグカップ・ポスター・絵葉書等のグッズにして大量に販売や頒布されてしまうと割に合いませんw事前に相談下さい。
複製を販売するのもお控え下さい。
自分では受注のみでイラストを描かずに外注に出し、マージンを得る場合なども、自作発言されたりするのは問題ですが、文字やデザインを当方のイラストに追加して完成形にしてユーザーに提供するサービス等であれば、こちらも販路が拡大されるので、事前に相談下さいw
- 著作権は放棄しないので、ポートフォリオ等に使用する場合もある。
ブログやTwitterで「描かせて貰いました」と宣伝する予定です。
但しブログやTwitterで公開する場合は「見本」の透かしを入れて画角は小さくし、有償の納品物より劣化させます。
お預かりした元にする画像は、イラスト化以外の目的には使用せず、外部に漏れないように一定期間保存したのちに破棄する予定です。
出来上がったイラストはpngかjpegのデータを送信で納品します。
紙に出力したり、メディアに書き込んで渡したりは致しません。
描いたイラストのデータは、一定期間保存したのちに破棄する予定です。
もし納品完了済みの画像データが、後日再度欲しくなった場合、データの破棄前で元の依頼主ご本人と確認出来れば、1300円でSKIMAを介して再発行致します。
依頼主以外の第三者から、同じ絵を買いたいと言われても、描いたイラストを依頼主以外に販売する事は原則出来ません。
元の依頼主と交渉して許諾を得た事が確認出来れば、販売します。
著作権は放棄しないので、自分の作品として画集などで発表する場合があります。
(画像のサイズは小さくします。)
オーダーが重なった場合は、先着順で描き始めるので、先約がある場合納期が遅くなります。
数点同時進行で作業をした場合、完成する順序が前後する場合もあるかも知れません。
食堂で、後から注文した人の料理が調理の都合で先に出てきたようなモノと考えて下さいw
- その他
上記の規定は、実際に運用してみて随時変更します。
不明点はお問い合わせ下さい。極力臨機応変に対応するつもりです。
3950円のおまかせ価格も、予告してすぐ上昇させる場合もあるので、早いもの勝ちですww
- SKIMAの使用
イラストのオーダーには金銭のやりとりが生じる為に、個人間の直接やりとりではトラブルが生じるリスクが高まります。
なのでSKIMAというサービスを利用しました。
TOP | スキマ - スキルのオーダーメイドマーケット - SKIMA
SKIMAについてはリンクを参照下さい。
skima.jpご利用ガイド | スキマ - スキルのオーダーメイドマーケット - SKIMA
SKIMAを介してイラストを描いて貰う場合、描く内容の打合せが絵師との間で成立した時点でSKIMAが一時的に代金を預かり、絵師が作品を完成させて納品されたらSKIMAから絵師に預かっていた代金が支払われるシステムなので、依頼する側は、お金を払ったのにイラストが渡されないというトラブルは避けられます。
描く側は、打合せをして正式発注されたのに、絵を描いた代金が払われないという問題を回避出来ます。
ネット上で完結するやりとりなので、SKIMAにはクレカ情報等個人情報の一部を知らせる必要はあるのかも知れませんが、当方には細かい個人情報は伝わらないしくみの筈です。
なので、こちらには詳細な個人情報を伝えずにイラストが出来上がると思います。
- 3950円の根拠
こちらに全てお任せなら、愛車のイラストが1枚僅か3950円の根拠の説明です。
通常何かをオーダーメイドで頼んで作る場合、代金の内訳は材料費+作業工賃+諸費用かと思います
作業工賃は工数(1時間当たりの単価x時間)で、物によってそれぞれ標準時間が設定してあって、それを元に見積りを算出すると思います。
なので会社に何かをオーダーメイドで発注して、熟練の人が標準時間より短時間で仕上げても、新人が作業を手間取って標準時間をオーバーして完成させても、依頼主は請求される代金は変わらない筈です。
熟練の人が基準より早く高品質に仕事を終わらせることで会社の利益が増えるので、その分熟練の人は高給を得るしくみです。
新人が要領が悪くてメチャクチャ時間が掛かったので、余計に掛った時間分の代金を依頼主に「下さい」とは言えない筈ですw
会社やプロは、この計算式をベースにしないと採算が取れずに商売が成り立たないので、赤字になってまで仕事は受けられません。
当方の場合は、提供出来るスキルが限られているので、その分限界まで工賃に当たる部分を落としました。
時給1000円で、3時間で描く訳ではありませんw
実際には1枚仕上げるのに、正味2~3日は掛かる筈です。
毎日日中丸1日作業に割けないので、受注から3日後に完成するという意味ではありません。
仮に1日8時間作業したと換算して、3日だと工数は24時間です。
時給1000円だとして、原価24000円相当の仕事を3000円で受ける覚悟です。
時給125円で描くという事です。
SKIMAを介した場合、
- オプションを含む個別販売総額が1,000~20,000円までのお取引:手数料20%×消費税率(20%×1.1)
と規定されており、更に売上金を自分の口座に入れる場合に、振込手数料として262円掛かります。
なので、自分の取り分3000円+SKIMAへの手数料(869円)+振込手数料の一部(81円/262円)という計算をしました。
これが1枚3950円の根拠です。
コンビニ払いの場合は、別途SKIMAにコンビニ決済手数料として200円費用が発生するので、総額は4150円となります。
- 好きで描くんだし、素人なんだからタダで当然でしょ
この感覚の違いは、度々絵師と描いてもらう側の間で揉めているようですが、ぶっちゃけ何でもタダでやって貰えて当然とか、金を払った客なんだから何でも言う事を聞けというテイカー思考が根付いた人には、どんなに説明したところで互いには理解出来ないと思われるので、絵を描くには労力が必要で、その労力に見合う対価を支払う価値のある物であると理解出来る人を対象の取引とします。
下が当方のブースです。是非ご利用下さい!
注文するとどんな絵になるのか?詳細はこちらもご覧ください↓