今ではアルミホイールが主流ですが、かつて、昭和の時代はスチールホイールに金属製のホイールキャップを被せてあるのがデフォルトでした。そんな昭和のホイールカバーの話です。
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鉄チンホイールでも変化を楽しむ。
昭和のクルマはスチールホイールに金属製のホイールキャップという組み合わせが主流でした。それを逆手に取るとアルミホイールのようにわざわざホイールを履き替えなくてもホイールキャップを交換するだけで見た目の変化を楽しめますw
今回はそれの度が過ぎた遊びを紹介します。今のクルマではチョット難しいのでバカバカしさを見て楽しんで下さい。先にカトラス編を紹介します。
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同じ14インチなら大抵どれも付け替えが出来た昭和のホイールキャップ
昭和の末期頃から乗用車のレイアウトが一気にFRからFFに移行してしまい、スチールホイールのオフセット(インセット)がマイナスオフセットからプラスオフセットに変わってしまいました。同時期にホイールカバーも金属製から樹脂製に変化して行きました。
FF車のプラスオフセットではホイールのハブボルト外周辺りがかなり外側に張り出しているので、従来のFR車用のホイールキャップでは、外径のインチ数が同サイズでもディスク面が干渉して嵌められない物が多くなりました。
逆にFF車用のホイールカバーはディスク面の干渉を避けるデザインの為、FR車に装着すると中央が出っ張ってカッコ悪くなる物が多くなりました。
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いろいろ試してみるw
クラウンとカトラスでいろいろ試して(遊んで)いるのですがまとまらなかったので先にカトラスだけ紹介します。
カトラス純正のホイールカバーはこのような形状です。コレはアメリカ本国ではシュプリームという上級グレードの物で、本来タウンセダンに付く物かは不明です。ダイキャストを多用した重厚な造りでかなり重いです。見た目も鈍重です。
アメリカ本国でのカトラスオリジナルはこちらですが、救いようがない程カッコ悪いですwww
敗因はホイール径が小さく&タイヤが分厚く見えてしまうデザインです。
こちらは2枚だけヤフオクかe-Bayで購入しましたがこの撮影をしただけで休眠中です。
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代用アメ車ならぬ和風アメリカン?
P205/75-14というやや小さいタイヤだった事もあり、純正のホイールカバーが重ったるい印象だったので、当初は230セドリックのハードトップ用のホイールキャップを装着していました。
これは1970年代に、何らかの事情で純正のホイールカバーを失ってしまった中古外車に、適当な国産車のホイールキャップを宛てがって販売されている姿を雑誌で見たり、邦画のカーアクションシーンでクラッシュするアメ車に装着されていた物をオマージュした行為でした。
こんな自己満足には誰も気付きませんでしたが、雑誌の高速有鉛で国産旧車をアメ車に見立ててカスタムした代用アメ車とは逆の和風アメリカンと小さく取り上げて貰った時は涙が出るほど感激しましたwww 当方の意図を理解している人が居る!とw
昭和の邦画やドラマのカーアクションシーンでクラッシュする劇用アメ車シリーズでは
キャップレスの鉄チン(このまま廃工場に突っ込んで横転爆破しますw)
トリムリング(風)もやりましたw
その後はお椀キャップと呼ばれているタクシーやパトカーに採用されていたハーフキャップを装着しています。アメリカ本国ではドッグディッシュとかPoverty(貧困)capsとか呼ばれています。
昭和のクラウンやセドグロのタクシーやパトカーにも採用されていましたが、これらは鉄チンホイール側にも、爪鉄ホイールというお椀キャップを引っ掛ける出っ張りのある形状のスチールホイールにのみ取付け可能です。
68~69年頃のシボレー用、アメリカ本国では純正にこだわるマニアが69カマロのマッスルカー等に使用しています。3枚しか無し。お椀だけでは貧相なので、以降トリムリング風の物を併用しています。
カトラスと同世代のオールズモビル用
本来こちらが整合性が高いのですが4枚ないのと見た目がイマイチなので却下。
BOXカプリス用、80~90年代の映画で散々破壊されていた四角いカプリスのポリスカーに着いていたお椀キャップです。これとホイールリング風リングとの組み合わせが最もしっくり来るのでずっとこのパターンを採用しています。
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ココから変化球です。
80マリブ用
以前乗っていた1980年式マリブの遺品です。違和感はないですが、なんか地味。
ムーンアイズのムーンディスクIRのパチモン、昔110クラウンに装着していた物です。今は小売業はやっていないストカン(ストリートカンパニー)の品ですw
もっとカッコイイ予定でしたが実際に着けるとノペっとしてイマイチ。
少し車高を下げないとダメみたいです
シボレー純正マグホイール風キャップ
1960年代中頃から、アメリカでは当時スポーティ指向が流行し、本物のラリーホイール以外にもマグホイール風のホイールキャップも設定されていました。
コレはコレで5本スポークのクレーガー等のホイールっぽくもあり、見方によっては初期のホットウィールにも見えなくもないのでそれなりに気に入っていました。
日本ではまず出てこないので、アメリカから結構いい値段で輸入しました。
しかし気付いたら1枚脱落していて紛失してしまったのでショックでお椀に戻しました。
シボレー純正マグホイール風キャップが日本では容易に入手出来ないので、まだ持ってなかった頃5本スポークホイール風で何か代用出来ないかと試したのがbBの14インチ純正ホイールカバーです。
速攻で却下www
旧車に現代の樹脂キャップは合わない事を証明しましたw
でもアメリカ本国ってヨレヨレの旧車に樹脂キャップって普通に居ますよね?
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そしてシボレー純正マグホイール風キャップで極めてしまった為にヘンタイ道へ進みました。
1960年代末~70年代初頭、日本ではアメリカのマグホイール風キャップを模した社外ホイールキャップが販売されていました。
国産車の純正でもハコスカGTやスバルR2SS辺りはマグホイールのイメージではないかと思っています。ミニカ70GSSなどは合わせホイールのブレーキ部分を塗り分けてマグホイール風にしてましたw
こちらはクレーガー風です。多分1960年代末~70年代の金型で80~90年代に製造された物だと思われ、黒く塗り分けされていただろう部分がメッキのままでした。スプレーで塗っても剥がれそうだったので黒いカッティングシートを貼って5本スポークにしましたが、1枚貼ってウンザリして挫折w
シボレー純正マグホイール風キャップは5本スポーク部分がダイキャスト製で重厚なつくりなのに対して、板金のプレス製の貧弱な感じがイイ味だしていますw
しかし脳内イメージではカッコイイ筈でしたが実際嵌めてみるとイマイチ。
トリムリングと合わせた画像で判ると思いますが、汎用ホイールカバーはある程度どのオフセットにも対応出来るように浅リムになっていてタイヤより出っ張ってしまうのが敗因と気付きました。
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そして究極の社外マグホイール風キャップ!
バイクパーツで有名だったコーリンの汎用ホイールカバーですw
クルマ仲間に当時の社外品カタログを調べて貰ってコーリン製と判明しました。
当時国産小型車で主流だった12インチホイールをメインに5本スポーク部分のプレスは共通にして金型を使い回し、外周を広げる事で13、14インチに対応させていたみたいで、小径の5本スポーク部分の周囲に意味不明の余白が周っている意匠です。
破壊的なカッコ悪さで着けてみて卒倒しましたwww あまりにダサいのでところざわクラシックカーフェスティバルやお台場旧車天国で、このホイールカバーを装着して展示しましたw
誰がどう見ても明らかにカッコ悪いのに、その珍奇な姿に惹かれてしまうヘンタイっぷりw
良い子はマネ・・・しないですね(苦笑)
かわいい系の軽自動車ならこんな社外ホイールカバーも似合うかも知れませんねw(楽天)
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まだ懲りずに、コレをベースにトリムリングと組み合わせて・・・と妄想するww
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本家ムーンのホイールカバーは樹脂にメッキではなくスチール製ですね。
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個人的なおススメはトリムリングです。軽バン辺りなら似合う気がしますw
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