カトラスのバッテリー充電に使用しているバッテリー充電器の紹介です。
今回はカトラスに使用しているオプティマバッテリー専用バッテリーチャージャーOPTIMUM-2 OPC-8000の紹介と、オプティマバッテリーについて軽く触れます。
約2ヵ月振りに実家に戻ったので、カトラスのエンジンを始動させようとしたところ案の定バッテリー上がり。
バッテリーを外して実家で充電しました。
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クルマは長期放置すればバッテリーは放電してしまう。
さすがに2ヵ月もエンジンを掛けなければ、バッテリーは上がってしまいますね。
しかもその2ヵ月前というのもただエンジンを掛けただけで、1ミリも動かしていないのでなおさらです。
もう何か月間も、たまにエンジンを掛けるだけでほとんど走らせていないので、バッテリーは弱まる一方です。
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オプティマバッテリー
カトラスには、代々オプティマバッテリーを使用しています。
カトラスはエンジンが冷えているとエンジンが掛かりにくく、何度もセルを回す必要があります。
入手当初は普通のバッテリーを使用していたのですが、普通のバッテリーだとエンジンが掛からなくて何度もセルを回しているとすぐにバッテリーが弱ってセルが回らなくなってしまいました。
オプティマバッテリーは何度もセルを回した際に普通のバッテリーより耐久性が高く、しぶとくセルが回った為に以降オプティマバッテリーを使用する事にしました。
オプティマバッテリーは普通のバッテリーと構造が異なっており、スパイラルセルという方式を採用しています。
鉛の極板を電解液(希硫酸)で満たされたセルに漬けたタイプの普通のバッテリーではなく、ガラス繊維?に電解液(希硫酸)を染み込ませた物と鉛の極板を重ねて巻物のように丸めた物をセルとしている為に液漏れもなく、電解液と極板の接触する面積が普通のバッテリーと比較して格段に広いようです。
この為普通のバッテリーより高出力で耐久性も高く、横にしても液漏れしないので横置きも出来るなどの特徴がありますが、その分値段も高価です。
- オプティマ専用バッテリーチャージャー
オプティマバッテリーは普通のバッテリーと構造が異なるので、普通の充電器で充電してしまうと性能を損ねてしまう場合もあります。
特にイエロートップの場合は、普通の充電器で充電するとバッテリーを駄目にしてしまうようです。
なので当方は、オプティマ専用バッテリーチャージャーを使用しています。
大自工業(メルテック)のOPTIMUM-2 OPC-8000という製品です。
この充電器はオプティマ以外の普通のバッテリーにも問題なく使用可能です。
但しホームセンターで売っているシンプルな普通のバッテリー用の充電器よりはるかに高価です。
今までずっとこのオプティマ専用充電器は、パルス式充電器だと勘違いしていました。
今回記事を書くに当ってググったらパルス式充電器ではありませんでした。
オプティマバッテリーと普通のバッテリーでは、充電する際の電圧の範囲が異なるようです。
普通のバッテリー用は15.5Vまで電圧を掛けられるようですが、オプティマバッテリーは13.5V~15Vの範囲でしか充電出来ないようです。
オプティマ専用充電器は、この電圧の範囲がオプティマ用にセッティングされているみたいです。
イエロートップはレッドトップより電圧の範囲がシビアなようで、イエロートップとレッドトップではスイッチでどちらかを選択して充電するしくみになっています。
なので普通のバッテリー用の充電器でオプティマバッテリーを充電してしまうと、15Vの許容範囲を超えてしまって破損させたりバッテリーを痛めてしまうようです。
特に急速充電器は、短時間で強引に電気を詰め込むような感じなのでオプティマバッテリーの充電は避けたほうが良いみたいです。
クルマのオルタネーターは、概ね13.5~14.5程度の電圧に調整されているようなので、レギュレーターが壊れていない限り15Vを超える事はなく、従来のクルマにオプティマバッテリーを装着しても問題なく走行中充電されるようです。
但しアイドリングストップ車や低燃費車のような充電制御車の場合は、充電システムが従来と異なる為に、普通のバッテリーでもバッテリーをダメにしてしまうみたいなので、オプティマバッテリーは購入や装着前に、店やディーラーで使用可能なのか確認しないと危険です。
- 過放電はバッテリーの大敵
いくらオプティマバッテリーが高性能だといっても、過放電させてしまうとバッテリーをダメにしてしまいます。
12ボルト車用バッテリーは、電圧が10.5Vに満たない状態まで放電させてしまうと、充電器が受け付けなくなって、元の12V級の電圧と耐久性?に戻らなくなるようです。
無理矢理充電して12V近くの値を表示しても、セルを回すパワーが出なかったりセルを数回回したらガクンと電圧が落ちたり、耐久性がなくなります。
そうなってしまうともう手遅れです。
バッテリーはいくら充電しても復活しません。
ググったら、オプティマバッテリーはレッドトップで11.1V、イエロートップだと11.4Vを下回ると過放電(オプティマ用語では深放電?)らしいです。
当方のOPTIMUM-2 OPC-8000には、バッテリーチェッカーが付いているのでバッテリーの状態がランプの色で表示されます。
過放電(深放電)させたオプティマバッテリーは、いくら充電しても回復しませんでした。
当方も今までたまにしか乗らず、長期放置でオプティマバッテリーを自然放電で過放電状態にさせてしまい、何度も普通に使った時の寿命より遥かに短い期間でバッテリーをダメにしてしまっています。
何もしないとバッテリーは自然放電してしまうので、定期的にエンジンを掛けて出来れば30分以上走らせないとダメですね。
- バッテリーカットターミナル
今回は気休めで、バッテリーカットターミナルを装着しました。
バッテリーカットターミナルは、バッテリーの端子を外さなくてもツマミを締めたり緩めたりすれば、バッテリーの電源を繋いだり遮断したり出来るターミナルです。
かなり前に使っていたのですが、使っているうちに壊れてしまい、走行中の振動でバッテリーとの接続が不安定になったので撤去していました。
オプティマバッテリーを購入した際にオマケで付いてきた、未開封のバッテリーカットターミナルが在ったので久々に装着しました。
バッテリーをクルマに繋いだままの時よりは、多少は自然放電の時間稼ぎが出来そうなので気休めです。
ちなみに長期間乗らないからと言ってバッテリーを外しておけば、次に乗る時に外しておいたバッテリーをそのまま再度繋げばはOKではないので、もし勘違いしている人が居たら注意が必要です。
バッテリーはクルマから外しておいても自然放電してしまうので、久々に乗ろうとして外しておいたバッテリーを繋いでも過放電でバッテリーがダメになっている事もあります。
充電した バッテリーを繋いでエンジンを始動させ、近所を15~20分走行してから戻ってバッテリーカットターミナルを緩め、またしばらく休眠です。
こんな苦労をしないで済むように、出来ればクルマは極力動かしてあげたいですね。
オプティマバッテリーからランダムにレッドトップを参考例に挙げてみました。
国産車用なので、ターミナルが上に生えています。
(旧型)アメ車用は側面にターミナル差込み口があったと記憶しています。
当方のカトラスはターミナルが国産車用に改造されていたので、国産車用バッテリーを使用しています。

OPTIMA BATTERIES [ オプティマバッテリー ] 国産車バッテリー [ レッドトップ ] RedTop 100D23L
イエロートップの参考例です。
レッドトップよりバッテリー単体のままで自然放電しにくく、放電させてしまってからの充電の繰り返し充電回数が多い(何度も充電し直して使える)のが特色ですが、
何度も充電し直せるとは言え、規定値以下まで深放電(過放電)させてしまうと以降ダメだったので、ルーズな管理の当方には不向きでした。
冬場積雪などで長期間ガレージ保管、ガレージ内の電源から時々充電出来てこまめに電圧管理を出来る人などには最適です。

OPTIMA BATTERIES [ オプティマバッテリー ] 国産車バッテリー [ イエロートップ ] YellowTop 80B24R
こちらが当方の使用しているオプティマ専用充電器です。
バッテリーの状態もランプの色で確認出来て、充電が終わるとそれ以上バッテリーに送電される事はありません。(100Vの電源は切れません)
レッドトップとイエロートップの切り替え式です。
当方は普通のバッテリーも充電出来ると思って充電していましたが、今Amazonの説明を見たらダメだったようです。
当方は充電した普通のバッテリーも充電器も無事でしたが、普通のバッテリーには使用不可です。

メルテック バッテリー充電器 オプティマ専用 定格8A イエロートップ/レッドトップ切替スイッチ付 OPC-8000
こちらが新しい製品のようです。普通のバッテリーにも対応して、性能も向上しているようです。その分従来品より高価です。

オプティマバッテリー専用オート充電器 新OPC-3000V3
あらかじめクルマのバッテリーターミナルに接続しておいて、黄色いキャップの端子側を車外に出しておけば、いちいちボンネット等を開閉する事なくガレージ内で上記のオプティマ専用充電器から充電出来るプラグ付きのハーネスです。
電源のあるガレージ保管車で、たまにしか乗らないクルマのバッテリーの自然放電防止に役立ちます。

OPC-3000用維持充電ハーネス(車両側)GTP-065
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